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- 投稿日:2024/08/04

15.賃金の計算
製造活動の現場作業に携わる工員に対して
支払われる賃金は、企業ごとの支給形態に
応じて、時間制(時間給制)と出来高制に
分かれる。賃金の支払額は、以下のように
時間制または出来高制によって計算される
基本給と、作業に直接関係のある手当である
加給金によって構成される。
支払賃金
=就業時間(出来高)×支払賃率+加給金
➡基本給(基本賃金)
このような賃金支払額の計算は、通常、
作業時間評(または作業時間報告書など)や
出来高票(または出来高報告書など)の
資料を用いて計算される。
また、従業員ごとに計算された賃金支払額は、
賃金支払帳などによって集計され、
会計処理などに役立てられる。
🟦直接工の消費賃金
直接工賃金の消費額(実際消費額)は、
基本的に、以下のように計算した
要支払額(要支給額)となる。
要支払額(要支給額)
=当月支払額ー前月未払分+当月未払分
➡当月の製造作業に係る分
しかし直接工は、製品の直接的な製造作業に
従事することはもちろん、それ以外の
就業時間も生じうる。
直接工賃金の消費額は、就業時間の内訳に応じ、
直接労務費部分と間接労務費部分とに分けて
算定する必要がある。
そのため、1時間あたりの賃金消費額である
消費差異(または単に賃率)を用いて
計算を行うのが通常である。

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