• 投稿日:2024/07/31
  • 更新日:2025/11/05
高性能な家を建てると、快適で維持費も安くなるという話

高性能な家を建てると、快適で維持費も安くなるという話

みやもり@子育て

みやもり@子育て

この記事は約16分で読めます
要約
注文住宅を建てたい方へ! 建てた後で知ると後悔する、家の性能についての話です。 イニシャルコスト(建築費)とランニングコスト(冷暖房費・修繕費)の考えかた。 「快適に過ごせるし、長期スパンで見るとお得ですよ!」というお話です。

前提

リベ的には「賃貸がお勧め」という前提があったうえで…
それでも住宅購入を選んだ人に、聞いて欲しいお話です。

大手ハウスメーカーは避け、地元工務店で建てる前提で話します。
(理由は、学長がライブなどで話してくれています)2.png

家を建てる前の自分

・自分の話

結婚した頃から、家を建てることを考え始めました。

・総合住宅展示場で根拠のあいまいな説明を受け、混乱しました。
・「今なら特別に値引きできるから」と即仮契約させられかけました。
・いい加減なネットの情報に踊らされました。
そんな中で、何とか致命的な行動を避けて情報収集を続けました。

その過程で分かった事があります。

・日本の住宅は暑くて寒い
・性能的には後進国
・業界は自分たちの都合優先、お客様目線に欠ける
・自分自身で知識武装しないとカモにされ、不幸になる

ということです。

転機は、新聞折込みのチラシ。
地元工務店の完成見学会でした。

・高気密・高断熱

その工務店は、国内トップレベルの高気密・高断熱住宅を建てる会社でした。

チラシには具体的な数値が示され、その数値を基に高気密・高断熱をうたっていました。
(知識不足の私には、その凄さが理解できなかったのですが…)

・「高気密(気密性が高い)」とは、
すき間が少なく、換気口以外で空気の出入りが少ない事。

・「高断熱(断熱性が高い)」とは、
外壁の内部を断熱材で満たし、熱の出入りを抑える事。

完成現場見学会で、実際に建てた家を見せてもらいました。
社長と話もしました。

季節を変えて何棟も見学しましたが、いつでも快適でした。
温度・湿度が、常に快適な範囲内に保たれているのです。

さらに驚いたことに、稼働している冷暖房装置はエアコン1台だけでした。
エアコンは6畳用で、しかも弱運転なのです。

それだけで、全ての
・個室
・廊下
・玄関
・トイレ
など、家の中全体が快適だったのです。

・日本の常識・先進国の非常識

この社長と話す中で、分かったことがあります。

ほとんどの人は住宅性能を気にしない。
「新しい家なのだから、昔の家と違って十分に快適だろう」
という思い込みがあり、住宅会社を信頼して家を建てます。

そして入居してから気付きます。
家の中は「夏は暑く、冬は寒い」
快適に過ごしたければ、莫大な冷暖房費が必要だと。

ちなみに、他の先進国の、世界基準の家は違います。
「外の温湿度がどうだろうと、家の中は快適」
が当たり前なのです。
(後述のパッシブハウスです)

本来は、日本でも世界基準の家を建てることが可能です。
業界の自分本位な都合で、レベルアップが遅れているだけなのです。

専門用語

・Ua値について ~ちょっと専門的な話①~

Ua値(断熱性能)は設計段階で計算して出せる数値(理論値)です。

「こういう性能の断熱材を何ミリ入れるから、このくらいの断熱性がある」
という風に計算します。

数値が小さければ小さいほど、熱が入って来ない(もしくは熱が逃げない)です。

HEAT20という団体がG1・G2・G3という基準を作っています。
G3が最高等級で、いちばん熱を通しません。

地域によって基準が変わりますが、東京ならUa値が、
・0.56以下でG1(最低ランク、数値が大きい)
・0.46以下でG2
・0.26以下でG3(最高ランク、数値が小さい)
です。

日本では、一般的にはG1でも高性能とされます。
それでも世界基準から見れば、そこまで良い性能とは言えません。
そこそこ快適に過ごそうとすると、多くのエネルギーを消費します。

快適かつ良コスパの家になるのはG2クラスからだと思います。
出来ればギリギリG2ではなく、G2とG3の中間くらいの性能が欲しい。
東京ならUa値0.36くらいが狙い目です。
無題のスプレッドシート - シート1_page-0001.jpg数字が小さいので、知識が無いと「0.1くらいの差なら、ほとんど違わないのでは?」と思ってしまいます。
心理的な罠であり、実際には大きく違います。

たまにヤバい会社で、
「壁の断熱性能は凄いけれど窓は低性能、それらを平均すると良いUa値」
などというケースもあるそうです。
平均した性能が高くても、大きな弱点があったら快適性は落ちます。
結露などの危険性も増します。

・C値について ~ちょっと専門的な話②~

C値(気密性能)は実測値です。
実際に家を建て、測ってみないと分からない数値です。

どれくらい隙間があるか?の目安なので、小さいほうが良いです。
1.0未満(測定不能~0.9)は欲しいです。

図面を引く段階から、気密のとり易さに配慮した設計が必要です。
作業現場でも、知識・経験・丁寧さが求められます。
つまりは、気密をとるという事への慣れが必要です。

普段C値を気にかけない会社に「高気密の家を建てたい」と相談するのは危険です。
C値の測定は家が出来てからです。(途中で中間測定もありますが)
「C値が悪かったから、やはり家は買いません。お金も払いません」
というのは、現実的に不可能です。

よくあるのが、
「気密なんて無意味。経年劣化で気密なんて破れる」
という誤解です。
実際には、長期に渡って気密を保持するための専用部材で施工されます。
(気密パッキン・気密テープ・気密シートなど)
ですので、経年により大きく劣化する可能性は低いです。

気密がしっかり取れていないと、隙間から空気が出入りします。
夏の暑い空気・冬の寒い空気が入ってくるという事です。
室内の計画的な空気の流れ(給気→循環→排気)も阻害します。
その結果、汚れた空気(匂い・二酸化炭素)が残る原因にもなります。

・耐震等級について ~ちょっと専門的な話③~

当たり前すぎて挙げていませんでしたが、耐震性は一番大事です。

理屈や数式は省かせてもらいますが、耐震等級という指標があります。
耐震等級1が建築基準法で最低限求められる耐震性。(建築許可ギリギリ)
耐震等級3が最高ランクです。

2016年に熊本地震がありましたが、そこで多くの知見が集められました。
その結果 多くの専門家が、耐震等級3が必須であると考えるに至りました。

いまどき「耐震等級3は過剰」などと言っている工務店があるとしたら…
その会社は知識のアップデートが出来ない会社である、と判断できます。

また、耐震等級の計算方法は、
・壁量計算
・許容応力度計算
の2種類があります。

許容応力度計算による耐震等級3のほうが綿密な計算がされており、より安全性が高いです。

真っ当な会社なら、許容応力度計算による耐震等級3を当たり前とします。

建築会社に「許容応力度計算による耐震等級3が標準ですか?」とシンプルに聞いてみるのが良いです。3.png
・耐久性/その他

上記①~③をきちんと出来ている工務店があったとします。
そんな会社が、長持ちしない家を作るでしょうか?
ほぼ、あり得ないと思います。

・Ua値とC値にこだわっている時点で、精密な設計・施工が出来る。
・許容応力度計算をしている時点で、頑丈な家づくりを心掛けている。
要は真面目に家づくりに取り組んでいる会社だと判断できそうです。

なので、良い家を建てるために知っておくべき専門用語は、上記①~③くらいで十分だと思います。
もちろん、興味を持ってそれ以上の知識を仕入れるのは良い事です。

良い工務店を探そう

・日本のトップランナー

日本にも、世界を見据える先進的な設計者・建築会社は存在します。
・住宅先進国から多くを学び、
・夏も冬も省エネで快適な家を、
・適正な価格(大手ハウスメーカーのような高額ではない)で作る
という努力をしてくれています。

彼らは、
・丈夫で長持ち
・許容応力度計算による耐震等級3
・適正な建築費用
などを前提としながらも、
・少ないエネルギー(電気代)で
・家全体を快適な温度・湿度に保たれた家をつくる
ことを目標とし、日々の研鑽や交流による情報交換をしています。

そのような工務店を探し出すことが出来たとしましょう。
その時点で、家づくりに成功する可能性は極限まで高まっています。

安かろう悪かろうのローコスト住宅に比べれば、
・初期費用(イニシャルコスト)
はかかりますが、
・建てた後の光熱費等(ランニングコスト)
が格段に減らせるうえに、快適な生活が担保されます。
それによって健康面でもプラスになる、と考えられています。
(医療費の削減・健康寿命の増加など)

・どのように探すか?住宅会社選びで全ては決まる

Ua値・C値などのデータを基に、具体的に説明してくれる会社は良い会社だと思います。

その会社のブログなどで、
「建築した家のC値を測定し、その数値は~でした」
という文言がひんぱんに出てくるなら、ある程度信頼できると言えます。
C値を公表する ということは、
「丁寧な施工をしているという自信がある」
と捉えることが出来るからです。

また、C値にこだわりを持っているなら断熱(Ua値)もしっかりしている可能性が高いです。
そうでないと、ていねいに作ったのに暑くて寒い家ができあがるからです。
せっかくの丁寧な施工(C値)が無駄になります。

逆に、Ua値は良いけれどC値は重視しない会社はあるかもしれません。
Ua値は計算上の値のため、実際の工事で手抜きが出来ます。
そんな会社なら、C値を無視してUa値だけをアピールする可能性があります。

直接聞けるのなら、
「御社で作る家は、だいたいどの程度のC値になっていますか?」
と聞いてみるのが一番です。
「測っていない」
「あんなものに意味はない」
「気密すると息が詰まる」
とか言い出したら、その建築会社は地雷と考えたほうがよいでしょう。

日射の取得と遮蔽をシミュレーションソフトで計算している事も大事です。
・周囲の状況(隣家、地形など)を踏まえ、冬でも日射が入る窓の配置。
・夏に日射を遮るため、ひさしや外部カーテンの取り付けを前提とした設計
など。
これらが出来ていないと夏は室内温度が上がり、冷房負荷が増えます。
冬も、せっかくの太陽光が取り込めなければ、暖房負荷が増えます。

・最高レベルの家「パッシブハウス」と、それには劣るが快適で良コスパの家

前述のような要素を高いレベルでクリアした快適な家を、
「パッシブハウス」
と呼びます。(認定審査あり)

ヨーロッパで誕生した概念です。
住宅先進国では当たり前のようにパッシブハウスがあります。
国によっては義務化されています。

理想論を言わせてもらえれば、パッシブハウスに住むのが最高です。
暑さ寒さを感じない生活は満足度が高く、そのうえ冷暖房費も激安です。

一方で、日本でパッシブハウスを作れる工務店・ハウスメーカーには限りがあります。
イニシャルコストもそれなりに高くつきます。

コスパで考えると、なかなか手が出しにくいのも事実です。
(可能なら、パッシブハウスに住むのが最もおすすめですが)

現実的に考えると、
・C値1.0未満
・Ua値はG2とG3の間くらい
という条件を楽にクリアする工務店に頼むのが最適解になると思います。
(「楽に」とは、特別に頑張らなくても、この数値を出せる。という意味)

建築費用はちょっと高くつくけれど、快適性を担保しながら冷暖房費が安く抑えられます。
また、この条件を普通にクリア出来るのはレベルの高い工務店だけです。
耐震など他の重要項目も真面目に取り組んでいる可能性が高いです。

なので、工務店の探し方としては、
・近隣でパッシブハウスを作った実績がある工務店を探す。 
→・パッシブハウス未満でも良いので、性能と費用のバランスが良い家を建てたいと相談する。
もしくは、
・近隣で高気密高断熱をうたう工務店をネットで探す。
→・C値1.0未満、断熱G2以上を普通にクリアできるか確認。
のどちらかの方法で探してみるのをお勧めします。

逆にローコスト住宅で建てた場合は建築費用は安く済むけれど、日々の冷暖房費が高く、これが積み重なっていきます。

安く建てることを優先するので耐久性能にも劣り、メンテナンス費用も高くつきやすいです。

高い冷暖房費を払って家の中の温度を高性能住宅に近づけたとしても、
・壁や窓や天井⇔住人の間で交換される放射熱
・エアコンの強運転による過度な対流熱の影響
などで、快適性は劣ります。

住み方によりますが、長いスパンでコストを考えてみると…
ざっくり30年ほどで、トータルコスト(建てる費用+維持費+修繕費)が逆転するでしょう。

逆転して以降は、差は広がるばかりです。4.png

最後は自分で決める

・大事なのは基本性能。やり直しは効かない

予算の配分で大事なのは、
・家の基本性能(建物本体のつくりや材料)には妥協せず、
・消耗部品については予算が厳しければグレードを下げる。
(消耗部品とは、キッチン・風呂・トイレ・洗面台など)
ということです。
消耗部品は10~30年で取り替えます。
その時グレードアップできるように、資産形成をがんばりましょう。

家の基本性能で妥協すれば、
・莫大な冷暖房費を払い続ける
か、
・暑さ寒さを我慢し続ける
の二択を迫られます。

ひと昔前ならば、
「家なんか、どこの会社で建てたっていっしょでしょ?」
で済んだかもしれません。

しかしながら現在は、
・新しい知識をどん欲に吸収し、省エネ・快適な家をつくる会社
と、
・旧態依然、昔ながら、暑くて寒くて結露する家を作り続ける会社
とで2極化しており、その差は開くばかりです。

・正しい知識があれば、納得できるし選べる

良い建築会社や設計事務所に巡り合えたとして…
自分に知識が無ければ、それが「良い」かどうかも判断できません。

前述のチラシを初めて見た時の私もそうでした。
「なんか凄そうだけど、大げさに書いているだけでは?」
「この数値がどのくらい凄いのかも分からないし…」
といった感じです。

現在はネット環境が整っています。
自分が知りたい事について手軽に調べることが出来ます。
数千万円の支出は、たいていの人にとって 人生最大の買い物です。
多少の時間をかけてでも、知識を入れておいたほうが良いと思います。

高気密高断熱の話になると、必ず反対派の意見が出てきます。
平等にどちらの話も聞いてみるのは良いことです。
ただし、その意見の根拠がどこにあるのかを考えながら聞いてください。
それが出来ないと、陰謀論・感情論に流されるので要注意です。

高気密高断熱施工が始まった当初には様々な失敗がありました。
ナミダタケ被害など、大きな社会問題となった事例もあります。
その当時のデータを出して、
「高気密高断熱は危険だ」
という意見を語る事例などもあります。
が、当然ですが現在は、様々な失敗から知見が積み重なっています。
技術も進歩して、多くの問題は解決されています。

・なんちゃって会員による信用詐欺

パッシブハウスジャパンや新住協という団体があります。
前述のトップランナーたちの多くが所属し、勉強会などで交流しています。
最近は、顧客側がこれらの団体を信頼する傾向が生まれています。

そのような状況下で、「なんちゃって会員」が増えているそうです。
彼らは、顧客の信頼を得るためだけに上記団体に所属します。
所属はするものの、知識を吸収する向上心はありません。
団体の会員であることを顧客に示し、信頼を得ようとするそうです。

こちらにある程度の知識があれば、「なんちゃって会員」は見抜けます。
そういう点でも勉強は大事です。5.png

工務店とのコミュニケーション術

・建築会社ごとに得手不得手がある

それぞれの会社が懇意にしている材料問屋やメーカーがあります。
それに素直に従うとコスパが良いです。

建築会社ごとに、
・どこそこのキッチン・バスユニットなら安く仕入れられる
・この床材の中から選ぶと割引が大きい
・特定の断熱材での断熱加工に慣れている
など、さまざまです。

自由が利くのが、地域工務店の醍醐味です。
しかし家づくりは趣味ではありません。

「どうしても天竜杉の外壁にしたい!」
など、自身のこだわりから、工務店にとって不慣れな部材を求めたら…
・仕入れは定価のままかもしれません。
・発注ミスなどにより、工程が崩れるかもしれません。
・不慣れな施工で、いつもなら95点の仕事が60点になるかもしれません。
大小さまざまなデメリットが出ることが予想できます。

全てが自分の理想とピッタリな会社など、ありません。
デザイン性や魅力的な特殊仕様などより、まずは家の基本性能を重視です。
注文住宅を建てるのだけれど、
「本当にこだわりたいところ以外は、工務店の得意なようにしてもらう」
というのが、じつは一番コスパが良いのです。

・たくさん話し、希望を伝える

工務店が得意なようにとは言っても、こちらの希望は大事です。
特に、設計士との情報交換。
担当からすれば、顧客がどのような家を望むのかという情報は必須です。
彼らは、顧客の要望を叶えるような家を作るのが仕事なのです。

ですので、
・どのような生活を送りたいのか
・生活の中で何を重要視するのか
など、生活の様子をイメージし、対話の中で要望を伝えるのが大事です。

私は、
・洗濯→干す→収納、の動線をなるべく短く
・家の各所に作り付けの棚
・落ち着いて作業できる書斎
・小ぢんまりとした居心地のいい空間(ヌック)
・ロボット掃除機の収納スペース
など、対話の中で伝えた希望が叶いました。

収納などは沢山あるに越した事はない、と思われますよね?
でも、具体的なイメージが無いと、タダの無駄なスペースになります。
リベで学んでいる人なら、なおさらです。
保管スペースにお金をかける事がいかに無駄であるか、分かると思います。
メルカリなどを活用して、家を建てる前から断捨離を進めておきましょう。6.png

・自分の中の当たり前は正しいか?

自分の希望・こだわりについても、例えば、
「南面に洗濯干しルームを作りたい」
が、あったとしましょう。

それを、
「今のアパートでとても苦労しているので、最優先で設計に入れてくれ」
ではなく、
「こうしたいのだが、どうでしょう?」
と、プロの意見を聞いて参考にする姿勢でいると良いです。

ちゃんとした高気密高断熱住宅のプロなら、
「そんな良い場所に干さなくても大丈夫です。」
「換気計画によって空気が流れますので、家中どこに干しても乾きます。」
「洗濯機の近くに洗濯干しコーナーを作ると、動線が短くて楽です。」
「南面は家族が集まるリビングにしたほうが良いかと」
など、より快適な家を作るための意見をくれます。

我々は家についての理想や、イメージ・アイデアを抱いています。
ですが、
「そのイメージが現代の家の常識とは、かけ離れていることがある」
ということを、頭の片隅に置いておくと良いです。7.png

おわりに

私は、
・自分で知識を得て
・勤勉で、情報収集と努力を惜しまない工務店を探し当て
・高気密高断熱な住宅を建てた
ことで、快適で満足度の高い日々を過ごせています。
(パッシブハウスには届きませんが、なかなかの性能です)

家を建てるという事は、資産形成上は少なからずマイナスです。

それでも、せっかくなら高気密高断熱にこだわったほうが良いです。
前述したランニングコスト軽減効果と快適性の向上が見込まれるからです。
そんな家を建てる工務店なら、耐震性や耐久性も こだわるだろうからです。

それらと比べて、家のデザインや設備のグレードなどは大事でしょうか?
確かに、生活の満足度の向上には つながる事でしょう。
しかし、どちらかと言うと、ぜいたく・浪費に分類されるものだと思います。

限られた予算を配分するならば、
・浪費よりも性能に
・外面よりも中身に
多くを配分してみてはいかがでしょうか?

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みやもり@子育て

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みやもり@子育て

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この記事のレビュー(11
  • 会員ID:Pc53o0PE
    会員ID:Pc53o0PE
    2025/02/27

    家を建てたいと考えているので、とても参考になりました! ありがとうございます!

    みやもり@子育て

    投稿者

    2025/02/27

    コメントありがとうございます。 少しでもお役に立てれば嬉しいです。 良いお家が建つといいですね。

    みやもり@子育て

    投稿者

  • 会員ID:1IOzCbSg
    会員ID:1IOzCbSg
    2025/02/24

    とっても参考になりました!現在注文住宅を考えており、いま住んでいるマンションのこの設備は戸建てにも欲しいと考えていましたが、断熱・気密・耐震についての重要性をしっかりと学ぶことができました。こちらの記事に出会えて嬉しいです。ありがとうございました!

    みやもり@子育て

    投稿者

    2025/02/24

    コメントありがとうございます😊 これから建てる方に伝わって、嬉しいです。 いろいろな意見が周りにあると思いますが、ご自分の中で軸になるものが見つかると良いですね。

    みやもり@子育て

    投稿者

  • 会員ID:fsqAJWbS
    会員ID:fsqAJWbS
    2025/02/17

    いい記事でした。 私はもうすでに家を建ててしまったので建てる前に知りたかった情報がたくさんありました。 マニアックな情報は知りませんでした。 10年住んでいますが、今のところ不満はないのでいい家に住んでいるのかなと思っています。 幸い私の場合は妻のお父さんが勤めている工務店で建てたので良かったのかなと思います。 しっかり話をして希望は伝えていました。 この記事でも話すことが大事だと書いてあり安心しました。

    みやもり@子育て

    投稿者

    2025/02/17

    コメントありがとうございます。 良いお家を建てることができて良かったですね☺️ 機会があったら、これから家を建てる方にも教えてあげてください。

    みやもり@子育て

    投稿者

  • 会員ID:2ArGiBID
    会員ID:2ArGiBID
    2024/12/21

    知識を持っていることで、何十年という長いスパンで考えた時にとても大きな差になるんだなと思いました! 私も資産を作ることができたら、家の改修はしたいと思っています😊 そのときにしっかり学んで、この記事のことを思い出していい買い物ができたらいいなと思います!

    みやもり@子育て

    投稿者

    2024/12/21

    コメントありがとうございます。 長いスパンで考えるのが大事ですよね。

    みやもり@子育て

    投稿者

  • 会員ID:Di2GWtNI
    会員ID:Di2GWtNI
    2024/12/01

    有り難うございます。 書いて頂きましたように、良い工務店さんを探してました。 私と同じように考える人がいることに気づき、嬉しかったです。

    みやもり@子育て

    投稿者

    2024/12/01

    コメントありがとうございます。 良い工務店さんと巡り会えるとイイですね。

    みやもり@子育て

    投稿者

  • 会員ID:J0n79AiA
    会員ID:J0n79AiA
    2024/11/07

    本当にそうですね。 動線は短く、家事効率を上げて、 自分や家族との時間を大切にする。 近々引っ越しますので、 そうのように出来るよう工夫します。

    みやもり@子育て

    投稿者

    2024/11/07

    ありがとうございます。 引越しは大変だと思いますが、楽しみですね。 ご家族との良い時間がつくれますように☺️

    みやもり@子育て

    投稿者

  • 会員ID:m2SYFaGV
    会員ID:m2SYFaGV
    2024/11/06

    良い記事をありがとうございます!! とても為になります!!

    みやもり@子育て

    投稿者

    2024/11/06

    ありがとうございます。 お役に立てれば、嬉しいです。

    みやもり@子育て

    投稿者

  • 会員ID:s8Hs6kst
    会員ID:s8Hs6kst
    2024/08/18

    私も昨年いわゆる高気密高断熱住宅を建てました。とても共感できる記事でした。 工務店選びのみならず、コミュケーションのとり方についても深く共感しました。 我が家も洗面やリビングに標準とは違う要望を織り込んだのですが、案の定気になる箇所がいくつか出て来てしまいました。 こだわりを織り込む場合は、必ずリスクがありますので、浪費と割り切っていたり、標準仕様が必須要件を満たさない場合以外は、標準仕様から選ばれることをおすすめします。

    みやもり@子育て

    投稿者

    2024/08/18

    ありがとうございます! 新築おめでとうございます✨ 電気代を気にせず快適な室温を保てるって、嬉しいですよね。

    みやもり@子育て

    投稿者

  • 会員ID:m5kc2bBx
    会員ID:m5kc2bBx
    2024/08/01

    毒キノコのハウスメーカーで家を建てたのですが、ua値は標準より良く、c値は若干劣る感じです。 暮らすようになって凄いなぁと感じるのは全く結露しないことです👍エアコンも以前より使用頻度が減りました。 高い買物でしたが、浪費と言う事で割り切って楽しんでいきます😄 大変面白い記事をありがとうございます🙏

    みやもり@子育て

    投稿者

    2024/08/01

    ありがとうございます! 私は以前アパート暮らしでして、やはり結露がスゴかったです。 結露しないのって良いですよね~😊

    みやもり@子育て

    投稿者

  • 会員ID:bb8eVZVl
    会員ID:bb8eVZVl
    2024/07/31

    家を建て10年経たないくらいになります。 筆者様のように、何も勉強せず世間に合わせて購入した感じです。 記事を読ませていただき、いろんな発見がありました。 この知識を子供たちに教えて行こうと思います。 長い記事、大変勉強されたのだと思います。 いろんな家の知識をありがとうございました😊

    みやもり@子育て

    投稿者

    2024/07/31

    ありがとうございます! 下の世代に伝えようとするお気持ち、素晴らしいと思います。 新築はもちろん、 ・中古住宅を購入して断熱改修 ・マンションだと、上下左右に部屋がある部屋(外側が外気でなく隣の部屋) などもお勧めです。

    みやもり@子育て

    投稿者

  • 会員ID:tAF1g2Tl
    会員ID:tAF1g2Tl
    2024/07/31

    何回も頷きながら読んでいました。何千万という借金を抱えて建てる家、せっかくなら高性能になるよう、施主の勉強は必要ですよね。 私も工務店探しから性能を重視していました。 まさに現在建築中で、どんな快適な家が出来上がるか楽しみです!

    みやもり@子育て

    投稿者

    2024/07/31

    ありがとうございます! 家の完成が楽しみですね。 理想としては「施主が勉強しなくても、当たり前に良い家が建つ業界」になって欲しいです。

    みやもり@子育て

    投稿者