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- 投稿日:2024/07/31
- 更新日:2024/08/06
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事件の概要
コンサルタント会社「CYC管理有限公司」が出資者からお金を集め、マカオの高級ホテル「MGM」のカジノでVIPルームを運営する会社に資金を貸し付け、得た利益を出資者に配当するという架空の投資事業(「コインリース事業」)です。
「配当金は月利1.5%(年利18%)、元本も全額返金のノーリスク」とうたっていましたが、次第に配当が滞り、出資金の返還にも応じて貰えておりません(集団訴訟に発展しております)。
詐欺の手口
同社は、出資者をマカオのカジノまで招待して、VIPルームで多額の貸付を行う様子を見せていたほか、詳細な報告書や成功事例をこまめに提示していました。これにより、出資者が警戒心を解き、大きな額の資金を投じることになりました。典型的なポンジスキームですが、本件も当初(数年間)は契約通り月利1.5%(年利18%)の支払いが行われておりました。
しかし、実際には集めた資金は貸付には使われず、運営者たちの私的な利益や高級な生活費に流用されていたことが後に判明しております。新しい出資者からの資金を既存の出資者への配当に回すことで、事業が健全に運営されているかのように見せておりました。

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