- 投稿日:2025/09/01
- 更新日:2025/10/12
いつも温かいレビューをありがとうございます。カーキス😸です。
今回は 未払い残業代の取り戻し方 についてのご紹介です。
「残業しているのに、正しく残業代が支払われていない気がする…」
そんな悩みを抱えている方は少なくありません。
私自身も、違法な給与体系の会社で長時間残業を強いられ、
マクドナルドの時給以下の残業代で働いていました。
しかし退職後に行動し、最終的には全額を取り戻すことに成功しました。
この記事では、証拠の整理から請求書作成までの具体的な手順を、私の実体験を交えて解説します。
実行することで「泣き寝入りするしかない」と思っていた状況から抜け出し、自分の正当な権利を取り戻せる未来が開けます。
ぜひ最後までお付き合いもらえると嬉しいです😄。
違法な給与体系に気づいたきっかけ
私が働いていた会社は、基本給を半額以下に抑えて、
その額をベースに残業代を支払うという方式を採用していました。
多分、意味がわからない人が多いと思うので、月20万円の場合を例に書いてみます。
基本給:10万円
営業手当:8万円
皆勤手当:4万円
合計: 22万円
この場合、正しい時給は22万円/22日/8時間で計算すると、
1250円となります。残業代は x1.25倍なので、約1560円となります。
しかしこの会社は時給の計算対象にしてたのが基本給の10万円のみだったのです。
その結果、時給換算すると780円とマクドナルドのアルバイト以下。加えてパワハラ気質の職場環境と長時間残業が常態化していました。
退職後、起業セミナーで社労士の講義を受け、労働基準法違反であることに初めて気づいたのです。
請求準備:証拠と根拠を揃える
先ほど書いた通りのブラック企業だったので、躊躇うことなく残業代を請求することにしました。初めてなので請求方法もわからなかったので、取り敢えず証拠と計算書を揃えることにしました。
未払い残業代の請求で重要なのは「証拠」と「法律の根拠」です。私は次のように進めました。
① 証拠を整理
給与明細と残業時間はすべて記録が残っていたため、それらをExcelに入力し正確に計算しました。表計算を使えば簡単ですが、1年分だったのでそこそこ時間がかかりました。
② 法的根拠を確認
ネットで違反と考えられる労働基準法の条文や番号を調べ、
残業代は通常1.25倍~深夜は1.5倍であることを明確にしました。
今回の計算と請求の根拠も明確にします。
③ 請求方法を検討
一般的には労働審判や民事裁判があります。
しかし当然弁護士費用などが発生します。
しかし今回は「必ず会社が折れる」と確信していたので、
自作の請求書を作成して直接送付することにしました。
なぜ「必ず折れる」と確信できたか
実は勤務当時、ある同僚から「会社が労基法違反を自覚している」という話を聞いたことがあります。
どの部分かは教えてくれなかったのですが、今回の件でこれだと思いました。
あまりにもあからさまな違反のため、もし裁判になれば、
100名以上の社員にそれがバレて、全員に対して未払い残業代を支払わざるを得ない。
会社側にとってリスクが大きすぎるため、私一人の請求には応じざるを得ないと考えました。
請求書に盛り込んだ項目
単に未払い残業代を請求するだけではなく、網羅的に項目を盛り込んだこともポイントでした。
・未払い残業代
・賞与の不当減額分
・パワハラに伴う損害
・付加金(割増金)
・過去分の利息
こうした項目を含めたことで、請求額は倍近くに膨らみました。
特に大きかったのが付加金で、これは未払い賃金に対し、同額を請求できると言ったものです。
(ただしグレーゾーンの部分なので、詳しくは必ず専門職に確認してください)
結果:会社はあっさり全額支払い
A4の紙に印刷した数枚の請求書と、給与明細と計算書を会社に送付しました。
1週間もしないうちに、会社は驚くほどあっさりと全額を支払うことを決定しました。
会社側の回答は「金額については争う余地があるものの、元社員との信頼回復を目的とする」というものでした。
やはり、他の社員に波及するのを恐れたのだと考えています。
学んだことと伝えたいこと
私が今回の経験から学んだのは次の3点です。
① 相手の立場を想像することが重要
② 証拠や計算は徹底して正確に
③ 請求できる項目をもれなく洗い出すこと
未払い残業代の請求は「勇気がいる」行動ですが、正しい手順と証拠があれば、決して不可能ではありません。
なお、今回はかなりイレギュラーなパターンなので、弁護士を通さなかったのですが、基本的には弁護士の法律相談などで先に相談することをお勧めします。
まとめ
今回は 未払い残業代を取り戻すための手順 についてご紹介しました☺️
「自分の会社も違法に残業代を計算しているのでは?」と思われた方も多かったのではないでしょうか?
証拠を整理し、請求内容を網羅的にまとめることで、本来受け取るべき権利をしっかり守ることができます。ぜひ一歩踏み出してみてください。
今回はあくまで体験談のため、実際に被害に遭われた方には、まずは弁護士さんと相談することをお勧めします。
ここまで読んでいただきありがとうございます。良かったらレビューを頂けると励みになります。これからも良い記事を書けるよう精進していきます。今後とも宜しくお願いします。m(__)m
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