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- 投稿日:2024/09/01

23.固定予算
固定予算とは、原価管理などのために実際発生額と
比較する対象としての予算額(予算許容額)
について、操業水準にかかわりなく一定額と
する方法(または、そのような方法を採用
してる場合の予算許容額)のことをいう。
固定予算を採用している場合、
製造間接費配賦差異は、以下のような図
(縦軸を金額、横軸を操業度)とした
グラフ上で行う各種計算を示した図)を用いて
予算差異と操業度差異に細分化することが
できる。
しかし、変動費と固定費の性質の違いを無視
しているため、公式法変動予算を採っている
場合に比べて、細分化した原価差異項目に
有用な意味を見い出すことが困難となる。
例題)製造間接費の要諦配賦
(固定予算を採用している場合):
当月の製造間接費に関する一連の取引は
以下の通りであった。
なお、当社では実際個別原価計算を採用
しており、製造間接費は直接作業時間を
配賦基準として予定配賦している。
予定配賦率を算定するにあたり、
当期年間製造間接費予算は2,040,000円
(変動費部分960,000円、
固定費部分1,080,000円)、
年間予定直接作業時間は1,200時間を
見積もられ、製造間接費予算について、
固定予算を採用している。

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