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- 投稿日:2024/08/14

はじめに
個人事業主の方の中には、事業拡大のために国庫補助金を利用される方も多いのではないでしょうか。特に、ECサイトを構築してIT導入補助金を受けたという方もいるかもしれません。しかし、国庫補助金を受け取った際の記帳方法や税金対策について、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ECサイトを構築してIT導入補助金を受けた私の失敗事例を元に、国庫補助金の交付を受けた際にやるべき記帳方法について解説します。特に、税金対策として重要な「圧縮記帳」について詳しく解説します。
国庫補助金とは?
国庫補助金とは、国や地方公共団体が、特定の目的のために民間企業や個人事業主に交付する資金のことです。IT導入補助金のように、ECサイトの構築やITシステムの導入を支援する補助金もあります。
ECサイトを構築してIT導入補助金を受けた場合
ECサイトを構築してIT導入補助金を受け取った場合、補助金は事業所得に含まれる収入となります。しかし、「国庫補助金等の総収入金額不算入に関する明細書」を添付することで、一定の条件を満たせば、その金額を収入から控除することができます。これを法人税でいうところの「圧縮記帳」といいます。
それに加えて、中小企業投資促進税制という制度もあり、これも併用することで節税が可能です。

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