- 投稿日:2024/08/20
- 更新日:2025/10/04

豪華なエントランス、高層階からの絶景、充実の共用施設…。
誰もが一度は憧れる、タワーマンションでの暮らし。
しかし、そのきらびやかなイメージだけで選んでしまうと、後悔するかもしれません。
あなたが思い描く「理想のタワマンライフ」を左右する、見過ごしがちな、しかし最も重要な違いが、「戸数(規模)」に隠されているのです。
現在250戸のタワマンに住むわたしが、120戸の新築タワマンへの住み替えを検討した経験から、あなたが選ぶべき「正解」をナビゲートします。
最初に診断!あなたは「大規模」向き?「小規模」向き?
まず、あなたがどちらのライフスタイルを求めているか、簡単な診断をしてみましょう。
ホテルライクなサービスと、コストパフォーマンスを重視する⇒ あなたは「大規模タワマン」向きです!
静かなプライベート空間と、良好なコミュニティを重視する⇒ あなたは「小規模タワマン」向きです!
なぜ、そう言えるのか。それぞれの「暮らし」の違いを、詳しく見ていきましょう。
【大規模タワマン】の暮らし:まるで「空に浮かぶホテル」
戸数が多い大規模タワマンは、スケールメリットを活かした、きめ細やかなサービスとコストパフォーマンスが魅力です。
👍️メリット
😊充実のサービスとセキュリティ: エントランスにはコンシェルジュが常駐し、安心感は絶大。そして何より「各階24時間ゴミステーション」は、一度体験すると元に戻れないほどの快適さです。
😊管理費が割安: 管理コストを多くの戸数で割るため、一戸あたりの管理費は、サービスが少ない小規模タワマンより安くなる傾向があります。
🙅デメリット
😖修繕積立金が高騰しやすい: 建物が大きく、設備も複雑なため、将来的な修繕コストは高額になります。わたしが住むタワマンも、年々積立金が上がっていく計画です。
【小規模タワマン】の暮らし:洗練された「天空の邸宅」
戸数が少ない小規模タワマンは、プライベート感と住環境の質が魅力です。
👍️メリット
😊「当たり部屋」の確率が高い: 1フロアあたりの住戸が少ないため、静かで日当たりの良い「角部屋」など、好条件の部屋に住める可能性が高まります。
😊コミュニティの質が保たれやすい: 居住者の顔が見えやすく、共用部でのマナーなどが良好に保たれやすい傾向があります。
🙅デメリット
😖管理費が割高で、サービスは最小限: 管理コストを少ない戸数で割るため、管理費は高額になりがち。コンシェルジュや各階ゴミステーションといった、”タワマンらしい”サービスがないことも多いです。
わが家の結論:「パジャマでゴミ出し」の価値
豪華な新築タワマンのモデルルームを見て、わが家も大いに心が揺れました。
しかし、最終的に住み替えを「しない」と決めた、たった一つの理由。
それは、「各階にある、24時間ゴミステーションのありがたみ」を、改めて実感してしまったからです。
天気を気にせず、寝る前のパジャマ姿のまま、サッとゴミを捨てに行ける。
この、地味ですが、日々の暮らしの質を確実に上げてくれる快適さは、何物にも代えがたい。わたし達家族にとって、絶対に譲れない価値は、まさにここにあったのです。
【まとめ】
あなたが憧れる「タワマンライフ」とは、一体どんな暮らしでしょうか?
コンシェルジュに迎えられ、充実したサービスを享受する暮らし?
静かで落ち着いた環境で、プライベートな時間を大切にする暮らし?
タワマン選びは、この「夢」と「現実のコスト」のバランスを取る作業です。
あなたが絶対に譲れないものは、何ですか?
わたしたち家族にとっては、それが「パジャマで捨てに行けるゴミ置場」でした。
あなたの「譲れないもの」を一つ決めるだけで、理想の住まいは、きっと見つかります。