- 投稿日:2024/08/24
- 更新日:2025/09/12

帯状疱疹の罹患率は高い
子どものころ、水ぼうそうにかかったことがある人のうち、3人に1人は、80歳までに帯状疱疹にかかると報告されています。私の病棟でも年に数人、帯状疱疹を発症しています。特に50歳以上に発症しやすく、体内に潜伏している水ぼうそうウイルスが、免疫が低下した際に再活性することで、帯状疱疹となります。
帯状疱疹の症状は?
顔、頭部、眼の周り、胸部、背部に発症しやすいです。神経のながれに沿って痛みやかゆみ、赤い水ぶくれを伴う発疹が現れます。痛みは神経痛に似ており、ときに激痛となります。特に眼の周囲に発症した場合は、視力障害が起きる場合もあり注意が必要です。
帯状疱疹後遺症
帯状疱疹の皮膚症状が治ったあとも、帯状疱疹後神経痛(PHN)といって、神経の痛みが続くことがあります。これは数ヶ月から数年以上続くことがあり、高齢者に多く、焼けるような、刺すような痛みで大変つらい症状です。
帯状疱疹は皮膚にできた湿疹という症状があるため皮膚病の一種だと思っている方もいらっしゃいますが、ウイルスは皮膚と神経を傷つけてダメージを与えています。そして湿疹はいずれ治りますが、神経が大きなダメージを受けてしまうと強くつらい痛みがいつまでも残る帯状疱疹後神経痛になる可能性があります。

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