- 投稿日:2024/09/05
- 更新日:2025/09/29

子どもにお金の教育をせねば!と危機感を感じる
息子はひとりっ子。現在は大学生です。
小さい頃は、当然ですが兄弟でおもちゃの取り合いをした事もなく、友達が遊びに来ておもちゃをぶん取られようが泣きもせず、大人しく他のおもちゃで遊ぶような性格でした。
今もお人好しのマイペースっぷりは健在です。
わが家は小さい頃から欲しがるものを全て買い与えるということはしませんでした。
…というか、そもそもあまり物を欲しがる子どもではありませんでした。
が、しかし親の財布はお金が湧き出る魔法の財布とでも思っているのか、小学生になってもいまいちお金のありがたみというか、価値がわかっていない...。
そんな様子をみて、これはちゃんと教育せねば!と危機感を感じたわけです。
わが家のお小遣いのルール
・小学生になって初めてのお小遣い
わが家は小学3年生の時に毎月お小遣いを渡し始めました。
小学生の間は「学年✖️100円」が月のお小遣いの金額です。
お小遣いに関するルールは、たった1つ!
お小遣い帳をつけ、月末に1円でも誤差があれば次月のお小遣いは0円!!
これだけです。
マイペースなうちの子ですので、きっちりお小遣い帳をつけることなど出来ません。
毎月月末になると使ったものを一生懸命思い出し、計算が合わなければ必死で辻褄を合わせるwww
来月のお小遣いを貰えないのは嫌ですし、金額が合わず母に怒られるのも怖いので、もう必死www
そう、必死になればいい!
お金をもらうということは大変なことなのだ。
お小遣い帳をちゃんとつけられるに越したことはないのですが、それよりもお金をもらうことは楽ではないということをまずは知ってほしかったのです。
このルールは中学を卒業するまで続けました。
・高校生になってルール改変
高校生の時はお小遣いは月5000円でした。
おそらく高校生にしては少ない額ですよね。
息子も「足りないから値上げして」と何度か頼んできました。
でも最後まで値上げはしませんでした。
足りなくなれば我慢する、お金の使い方に優先順位をつける、という事を覚えて欲しかったので。
ただし、本当に必要な場合はプレゼンをして、親を説得できればお金を渡すというルールがありました。
でも私が覚えている限り、プレゼンは1度も行われませんでした。
結局、そんな面倒なことをするほど必要なお金はなかったということです。
・大学生になった今は…
アルバイトもするようになり、お小遣いは一切渡さなくなりました。
小学校から培ってきた金銭感覚で、自分の稼げる範囲内で色々と考えながらお金を使うことができるようになっています。
それどころか、今では「口座に最低10万円以上の貯金がないと落ち着かない」と言うまでになりました。
でも趣味や友達と楽しむためにはお金を使っている様子です。
最近は就職活動のためにアルバイトも思うように入れず、お給料が大幅に減ってしまったようですが、ちょこちょこ遊びには行っています。
さすがに心配になって「収入減ったのに、そんなに遊びに行って足りてるの?」と聞いたら「それは上手いことやってるから大丈夫」との返事が返ってきました。
堅実ではありますが、全てをケチるわけではなく、使いたいところにはちゃんと使う事が出来ているようなのでお金の教育はひとまず成功だと思っています。
最後に・・・
これはうちの息子の性格も考えた上でのやり方なので、どのお子さんにも当てはまるものではないと思います。
こんなやり方もあるんだなぁ...と参考程度にしていただければと思います。
また、子どもへのお金の教育のことを夫婦で話し合えば価値観の共有にも役立つと思います。
年齢によってはお子さん自身の意見も聞きながら、子どもへのお金の教育についてご家族で考えてみてはいかかでしょうか。