- 投稿日:2024/09/14
- 更新日:2025/10/09
会社員をしながら起業してみた!
ノウハウ伝授!なんて偉そうなこと言うてますが
ナントカ、カントカ、起業から2周年が達ましたので記念に
わからないながらに起業にこぎつけた流れを記したいと思います。
きっかけはYouTube
前々からお金を稼ぐことは大好きでした。
30台半ばになり、このまま成長が止まっていては人間が小さくなるな、と
車での通勤時間がもったいないな、とYouTubeを流し聞きするように。
お金大好き、自然とお金系のYouTubeが流れてくることが多かったのです。
お金系ユーチューバー??「両学長」との出会いです。
書籍「お金の大学」もすぐに買いました。
起業に興味津々。学んだ場所はYouTube
それからというもの起業に関するYouTubeが増えました。
税金、青色申告、簿記、家事按分、確定申告
全部YouTubeで学びました。
両学長の動画やLIVEはもちろんのこと
大河内薫お金の教育、ひろ税理士YouTuberチャンネル、
税理士河南のYouTubeチャンネル、あたりをよく観ていました。
0→1よりもカイゼンが向いてる気がしてくる
基本、性格が歪んでいるため。意識して悪口は言わないようにしています。
人の欠点が目に入るのか、もっとあぁすれば良くなるのに。
あの上司は、もっとこんな指示を出せば下も動くのに。
あの会社はココを直せばもっと良い会社になるんじゃないか?
そんなこと思うことが多く、起業を学ぶにつれて
M&Aに興味が強くなりました。
とりあえずM&Aのサイトをネットサーフィン
副業だし儲かれば業種はなんでも良いと思っていました。
数件、話を進めさせていただきましたが
いざ企業情報や収支内容をお聞かせいただくと
赤字企業は経理がズボラ。
支出の中身を深堀りすると「わかりません」「〇〇とかいろいろです」
それじゃうまくいかんわな。
と、思うと同時によくわからん業界に飛び込むのは危険だと感じました。
学生の頃に学んでいた健康業界で、バイトしていたスポーツジムには社員にならないかと話をもらっていたので結構、当時は調べていました。
そして、健康業界に未練も有りましたので、この業界なら
ハートを注げると思って絞った企業検索ができるようになりました。
ついに見つけた買いたい企業
正確には事業譲渡といって、企業が複数行っている事業の中の1事業を引き継ぐ方法です。
企業ごと譲渡ではないので負債を引き継ぐ必要がなく、
低リスクで始められることも魅力的でした。
店舗は自宅から15分圏内という運命のような距離。
赤字と黒字の月が半々くらいで、企業としては薄利事業というか±0で、
人件費や管理コストを考えれば手放したいのはよく分かる状況でした。
ただ、収支は1事業なので「見えない経費」が、たくさんあるように感じました。
※見えない経費の例※
会社全体でかけている事業保険、経理などの裏方の人件費、修繕費、
消費税などの税金、宣伝費、システム利用料。。。意外に有りました。
これ、売りたい事業ですよね?
M&Aサイトに出していて、上記のように利益や管理コストを考えれば
先方からしたらきっと売っても良いと思う手放したい事業。
本業は営業マンの私。しっかり理詰めで値切らせていただきました。
結果。。。
当初のM&Aの希望価格の半額になりました☺
でも、好転すれば3年以内に回収できる現実的な金額だと思った額でした。
実際は1年半で回収できましたので、良い買い物だったと思っています。
ココからが、わからないことだらけ(ヽ´ω`)
今までは簡単に言えばただのお買い物。
ココからが未知のゾーンでした。
まず事業譲渡契約書のたたき台を頂きましたが、先方は企業。
資料は弁護士さんが入って作っており、立派な出来栄え。
はっきり言って内容がよくわからん!笑
まず、相談に行ったのは地域の商工会でした。
事前予約し、緊張して、約束時間よりもかなり早く商工会へ。
開業店舗は隣の市でしたので、そちらの市の商工会に行ってみると
「個人事業主は納税先の商工会に行ってください」と
まともに話も聞かずに冷たく追い返されました。
それすらわからなくて申し訳ありませんでしたm(_ _)m
時間がもったいないと、その足で納税先の商工会へ突撃!
アポ無し訪問だったのにもかかわらず、入会もしていない私に
親切丁寧に相談に乗っていただけました。
(将来の会員候補が来たと思ってのお・も・て・な・し・でしょうか?)
M&Aの相談先に事業引継ぎセンター
商工会のご担当者様から、県がやっている事業引継ぎセンターをご紹介いただきました。
予約の上、契約書と、自身の経歴書を持参してください。
とのことでした。
現地でご対応いただいたのは、中小企業鑑定士の方と税理士の方でした。
頂いた収支表が雑なことは、ここでも指摘されました。
「過去数年分の収支表をもらうべき」
「譲渡されるものされないものをもっとしっかりと確認すべき」
弁護士の方に無料で契約書の内容を精査していただけるとのことでした。
そして、最後に言われた言葉は
「相談には乗るが決めるのは自分」
ココまできたら契約するものだと思っていたところで
契約する前に、もっとしっかり調べなければいけないと気付かされました。
アドバイスを頂いた大きな契約書の改善点(重要)
・賃貸物件の家賃は変更がないか
・顧客情報は譲渡可能か
・譲渡契約書に譲渡品を明記、現物の確認立会、写真で共有
・取引先の引き継ぎ時期と継続・非継続の確認
・競業避止について明記
・支払日と譲渡日の明記(理想は支払日=譲渡日)
業種にもよると思いますが、競業避止契約はかなり大切なことですが、
最初の契約書には触れられていませんでした。
譲渡したすぐ後に、近所でバージョンアップして新装開店!!
なんてこともあるそうです。
実際に、最近になって前経営者から競業避止エリア・期間を変更してもらえないかと言われました。
もちろん、断固拒否しましたが。
また、賃貸契約の場合、譲渡後に賃貸契約が通らないと八方塞がりの可能性があるので、その場合は契約不履行となる旨を記載してくださいとのこと。
いざ契約も。。。ココにも見えない経費が。。。200万以上!!
私が見逃していた経費は
①賃貸契約の初月費。保証料3ヶ月分、仲介料1ヶ月分。計家賃5ヶ月分。
当たり前でしたが、収入が入る前に初月の家賃が必要になります。
仲介料は0.5ヶ月分と知っていましたが、居抜き前提で建物を変えることはできないため、当初直さないと言われていた窓ガラス割れ交換を、不動産屋が大家を説得して頂くことを条件に1ヶ月を飲みました。無事に交換してくれました。
②M&Aサイトへの仲介料20万円
仲介というよりも、場の提供を受けただけでサポートはありませんでしたが。。。出会いはプライスレスですね。しっかりと20万円を払いました。
③店舗看板の巻きかえ60万円
店舗名の変更が譲渡の条件でもあったので看板代が60万円かかりました。
④ホームページの作成費用30万円
先方がホームページの譲渡ができない契約をされていたことと、
引き継ぎまでの期間にサイト作成を自身でやるまでの余裕がなく
業者にお任せしました。その後の維持管理も継続してお任せしております。
満足の出来ですが、自分でできるのであれば経費削減できるんだろうなぁ。
⑤保険料、光熱費、消耗品など
キャッシュフローがフローしていない初月にかかる費用が意外にデカい。
これを見逃すと初月からカツカツ。即パンクもありえますのでお気をつけください。
結果は学長の言う通り予算の倍、初期投資金がいることに。
上記の見逃しコストのおかげで、大満足の低予算M&Aのはずが
割り引いていただいた分、しっかり飛んでいきました。
新規事業立ち上げの場合はもっと見えないコストが必要なんでしょうね。
低予算、低コストで始められる事業が強いということがよくわかりました。
あとがき
本業は会社員としてトヨタ系ディーラーで営業をして15年経ちます。
完全歩合制。結果の分だけ青天井。結果が出なければ雀の涙。
個人事業と会社員の間のような給料体系で労働時間は普通より長め。
しかし、会社の中でも「経営者目線で働け」と言われることが頻繁にあり
お客様も担当地区の関係で法人の代表者様と話す機会も多く
少しは経営者の感覚を養われていたのかなと思っていました。
しかし、いざ起業してみると楽しさも、悩みも、頭を回転させる量も
経営者目線の角度も、経費への考え方も、すべての意識が変わり
とても勉強になりました。
そして、本業にとても役に立つ経験でした。
インボイス制度が始まったときは、私だけめちゃくちゃ詳しい。
車の減価償却について、私だけめちゃくちゃ詳しい。
青色申告、確定申告について、詳しいどころか自分でやっている。
職場には内緒でやってる副業なので、たぶん変なヤツにみえてます。笑
両学長との出会い。リベとの出会い。本業副業のお客様。
支えていただいているスタッフや業務委託先様。
なによりも、家族の支えが仕事のハリになっています。
感謝の気持ちをこれからも還元していきたいと思います☺
チャットのご案内
ジム経営者と、ジム経営を目指す者 というリベチャットやってます。
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そのた、興味を持っていただけた方、質問等あればなるべく素直に答えたいと思っています。遠慮なくご連絡くださいませ。