- 投稿日:2024/09/16
- 更新日:2025/10/11
こんにちは、ざわと申します。
この度、宿題リストの中の宿題の1つ、「FP3級」に合格しました!
今回は、FP3級合格のために行った勉強と、その考え方について解説します。
前提
筆者がFP3級の勉強を始める前の状態は以下のような感じでした。
✅宿題リストの「貯める力」は簿記・FP・価値観マップ以外完了、「増やす力」の必須部分は完了している
→お金についての基本的な知識はある程度備わっている
ということで、比較的合格までに必要な勉強量は少なく済んだ方かなと思います。勉強時間としては合計約15時間ほどでした。
使用した教材
多くの方が教材として挙げている、以下の2つです。
✅ほんださんのYouTube講義
・FP3級をたった9時間で最速合格できるFP爆速講義
・FP3級・2級にオススメ直前対策講義
✅FP3級過去問道場
これだけで十分だと思います。
強いて言えば、FP3級の範囲が網羅された何かしらのテキスト(紙書籍)があると、分からないところを辞書的に調べるのに役立つのかな〜と思いました。
勉強方法
具体的な手順
・「FP3級をたった9時間で最速合格できるFP爆速講義」を1.5倍速で1回視聴。なるべく集中して視聴し、考え方を理解しようと心がける
↓
・「FP3級過去問道場」で過去問をひたすら解き続ける。間違えた問題は解説を読んで理解する。理解が不十分だと思った箇所のみ、「爆速講義」の該当箇所を再確認する
↓
・過去問をひたすら解き続けつつ、受検直前に「FP3級・2級にオススメ直前対策講義」で重要な数字とその意味を確認する
大体インプット:アウトプット=3:7くらいの比率でしょうか。
筆者は学科と実技で大体これくらい解きました。

行ったこととしては正直これだけなのですが、それだと本記事の内容は以上で終了となってしまうため、以下では筆者の思う「実生活に活かすための考え方」について解説したいと思います。
実生活に活かすための考え方
そもそも、FP3級を受検する目的は何でしょうか。(宿題リストにあるから、ではなく)
私にとっての受検の目的は以下のような感じです。
😃「今後の人生で役立つ(はずの)お金の知識を身につけるため、そのためのチェックポイントとしてFP3級取得を目指したい」
この目的を達成するための勉強の方針として、以下を定めました。
😃「実生活で使える考え方や知識を身につけることを優先し、ただの暗記はなるべくしない。ただし、合格最低点をある程度余裕を持って超えるために、最低限覚える必要がある部分だけは覚える」
FP3級は、考え方を身につければ解ける問題が多いです。例として、多くの方が躓きやすい「6つの係数(終価係数、現価係数、年金現価係数、年金終価係数、資本回収係数、減債基金係数)」に関する問題を挙げます。
✅よくある問題の例①:100万円を毎年3%で複利運用しながら10年間で取り崩していく場合、毎年の取り崩し金額はいくらか。(◯◯係数:0.xxx、△△係数:0.yyy、・・・)
✅よくある解き方:まず、6つの係数の名前と意味を思い出して・・・この場合に使用するのは◯◯係数だから、100万円に0.xxxをかけて・・・
この解き方、果たして実生活で役に立つでしょうか?(もし役に立つ方がいらっしゃったらごめんなさい)
詳しい解き方は、ほんださんの講義動画で解説されているのでそちらを参照いただきたいですが、この問題で重要なのは、要するに、
「運用せずに取り崩していく場合は年10万円になるんだから、毎年3%で運用しながらなら(残高は毎年少しずつ増えていくから)取り崩す額は年10万円よりは絶対に多いよね、でも年利3%程度なら年15万とかよりは感覚的には少ないよね」
という考え方ができるかどうかだと思うんです(ちなみに正解は117000円らしいです)。
この考え方ができていれば、例えば毎年の取り崩し額が「年9万円」みたいな選択肢があった時に、絶対に選ぶことはないですよね。
上記に挙げた例に限らず、多くの場合、考え方さえ分かれば、計算方法等は調べればいくらでも出てきます。つまり、細かい言葉や数字を覚えていなくても、あ〜そんなのあったな程度の認識でも実生活で使うことはできるんです。
さらに以下のような問題ではどうでしょうか。
✅よくある問題の例②:100万円を毎年3%で複利運用しながら10年間で取り崩していく場合、使用する係数は何か。
この問題に答えられることが、果たして実生活に役に立つでしょうか?(もし役に立つ方がいらっしゃったらごめんなさい2)
6つの係数の漢字から意味を推測することもできるっちゃできますが、個人的にはそれも難しく感じました。脳のリソースと時間には限りがあるので、これは将来役に立たないな〜と思う知識については容赦無く捨てていきました。
ただ何でもかんでも捨ててしまうと余裕で合格点を下回ってしまうので、数字に関する暗記系はある程度は覚えるようにし、受検直前に「FP3級・2級にオススメ直前対策講義」で復習しました。無理に暗記をしなくても、ひたすら問題を解いていく過程で、重要な言葉や数字は自然と覚えられます。アウトプット、重要ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
勉強方法や受検までの流れについては、ノウハウ図書館内でも多くの方が記事を書かれており、とても参考になると思います。(筆者も参考にさせていただきました。この場をお借りして感謝いたします)
本記事ではどちらかといえば、「FP3級を何のために勉強するのか、その目的を達成するのに今やっている勉強法は最適なのか」という点に着目して解説しました。
ご存知の通り、FP3級は、いわゆる士業(医師や税理士など)のように、その資格を持っていないとできない独占業務がある資格ではありません。つまり、持っているだけではあまり役に立たない資格なのです。
それでは、なぜ私たちはFP3級を受けるのか。FP3級で学んだお金に関する知識が、今後の人生で役に立つだろうから。ですよね。
だったら、勉強も😁「知識だけ直前に詰め込んで、受かっちゃえば後はOK!」ではなく、😃「今後の人生に役に立たせるための考え方を学ぶ」という観点で行うのが大切なのかなと思います。この考え方は、他の資格試験に対しても役立つと思います。
これからFP3級や他の資格試験を受検される方に、参考になりますと幸いです。また、レビューやいいね等いただけると大変励みになります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。