- 投稿日:2024/09/27
- 更新日:2025/10/01

はじめに
新NISAを後回しにしている人は、それぞれに事情があると思います。
・宿題リストの「貯める力」を進めてから
・投資について勉強してから
・資金がないから
・引っ越す予定があるから
など、理由は様々でしょう。
でもとりあえず、四の五の言わずに新NISA口座の開設手続きを進めてしまいましょう。
以下にその理由をご説明します。
(学長オススメ「SBI証券」の利用を前提にします)
開設までに時間がかかる
株式や投資信託などを買うには、証券口座の開設が必要です。
新NISAではない普通の口座は、(ネット申し込みなら)最短で翌営業日から利用できます。
しかしながら実際には、
・必要書類(マイナンバーカードなど)の準備
・オンライン申込フォームの入力
・口座区分などの選択
などのハードルがあります。
人によっては、これらの手続きだけで数日かかる場合があります。
さらに新NISA口座の開設は、別枠で時間がかかります。
税務署の審査が絡むので、1〜2週間ほど待たされてしまいます。
注意点:既存のNISA口座
私には郵便局に勤める友人がおります。
過去に、
「目標件数があるので、口座を開いてくれないか?」
と頼まれ、内容もわからず何かの口座を開設したことがありました。
それから数年後、リベ大動画を参考に楽天証券でNISA口座の開設手続きをした私は、驚愕の事実を知ります。
税務署から、
「あなたは他の金融機関(郵便局)にNISA口座があるので、今回の申し込みは無効です」
的な通知が来てしまったのです。
そこで初めて、自分が郵便局で開設したものがNISA口座だったのだと知りました。
結局、楽天証券への金融機関変更が終わるまでに追加で3ヶ月ほどかかりました。
その間にコロナショックが来て、そこから回復してしまいました。
完全に、買い時を逃したのです。
待ってる間に学ぼう
「投資信託について学んでから、新NISA口座を開設する」
この考え方は正解のように見えますが、実際には無駄に時間がかかります。
・投資の知識がついて
・今すぐにでも実践してみたいのに
新NISA口座が開設されるまで、長い待ち時間があるからです。
(まぁ、新NISA口座ではない普通の証券口座でなら、買えるのですが)
「新NISA口座の開設を申し込んで、待っている間に投資信託について学ぶ」
が正解です。
最短で、新NISA制度を活用した株式投資が出来るようになります。
100円から始められる
「お金が無い」からと後回しにしている方、いますよね。
投資信託(オール・カントリー / S&P500/など)なら、100円から買うことができます。
月に100円でも良いから、まずは自動積立の設定をしてみましょう。
実際に自分でお金を出して、「そのお金額が、日々どのように変化するか」を体験してみましょう。
「百聞は一見にしかず」です。
また、貯金などで資金に余裕がある人でも、初めは少額から試してみるのも良いでしょう。
初めての株式投資で、いきなり大金を投入するのは怖いものです。
「いきなり大金投入→直後に下落→あわてる→焦って売ってしまう」
みたいな行動をするくらいなら、少額からの投資にも十分に意味・意義・価値があります。
お金の動きを体感する練習をしましょう。
暴落は突然に
「暴落が来たら、証券口座を開設して株を買おう」
このような計画が、実際に実行できると思いますか?
前述のとおり、証券口座を解説するにはハードルがあります。
新NISA口座ではない普通の証券口座ですら、実際の開設手続きは手間がかかります。
心構えの問題もあります。
・すでに多少なりとも投資を経験している人(初級者)
・暴落が来たので慌てて口座を開いた人(初心者)
この2者では、投資に対するスタンスが全く違います。
初級者なら、特にリベで勉強している人なら、暴落時に買い増しすることも出来るかもしれません。
買い増しまでは出来なくても、焦らずにホールド出来るかもしれません。
しかし初心者の場合は?
タイミングを図ったあげく買い時を逃したり、買う準備ができた時には暴落が終わっていたりするかもしれません。
買ったは良いが、すぐに売ってしまうかもしれません。
暴落が来たときに正しい行動をするには、それなりの下準備が必要なのです。
おわりに
・新NISA口座をまず開設する
・開設待ち時間を利用して投資について学ぶ
・可能なら少額から積立投資を始める
・これらの準備により、将来の市場変動にも対応しやすくなる
お伝えしたかったことは、こんなところです。
口座が開設されたからといって、株式投資が義務になる訳ではありません。
・知識が足りないと感じたり
・まだその時ではないと思うのなら
証券口座を使わずに眠らせておいたって、別に良いのです。
とにかくまずは、新NISA口座を開設してしまいましょう!