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  • 投稿日:2024/09/25
環境DNAの概要

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要約
筆者が大学時代に研究していた環境DNAについて、その概要をまとめました! 水をくんで、どんな魚がいるか分かるという面白い技術です! 良かったらご覧ください!

はじめに

 生物の生息域や個体数、生物量などの情報は、生物種の保全、管理を行うにあたり、最も基礎的で重要である。しかも、これらの情報を迅速に得なければならない。しかし、従来の捕獲調査や目視調査などは時間やコストがかかっており、手間がかかっていた。近年、環境DNA分析と呼ばれる新たな生物モニタリング手法の開発が進んでいる。環境DNA分析とは、水棲生物の生息状況を、河川や海洋などで採取した水試料に存在するDNA情報を解析することで明らかにする手法である。環境DNA手法では水を数リットル採取し、DNA情報を分析するだけであるため、従来の手法に比べて、コストや手間などの面で利点がある。現時点での環境DNA分析の利点と問題点を表1に示す。


表1. 環境DNAのメリット・デメリット

表.png

 環境DNA分析は非侵略的な手法で、調査地を荒らさないため、希少種モニタリングへの適用も考えられている。例えば、日本ではオオサンショウウオの検出に用いられた。また、迅速な把握が必要な外来種の検出にも実用化が考えられている。

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