- 投稿日:2024/10/01
- 更新日:2026/03/01
文章の書き方の研究をしている日本語とんとん(日本語日本文学博士)が「分かりやすい文章を書くコツ」をお伝えします。今回は「文章は起承転結で書いてはいけない」編です😃
みなさんは、子どもの頃
👧「文章は起承転結で書きましょう!」
と言われませんでしたか?
かくいう私も、先生にそう言われて育ってきました。
そして、文章の研究を始めるまでそれが正しいと思ってきました😭
この記事では、
①起承転結で書いてはいけない理由
②では、どう書くか?
についてお話ししたいと思います。
1. 理由① もともとは漢詩の形式だから
元々、起承転結は漢詩(「絶句」など)の形式に使われていました。
絶句とは、次のような内容で4行で書かれたものになります。
「起句」
「承句」
「転句」
「結句」
このような「起承転結」の構成法は、日本に伝えられました。
ただ、漢詩のような芸術的な文章にはふさわしいのですが、作文やレポート、ビジネス文章を「起承転結」で書くことはあまりお勧めしません。
それは、なぜでしょうか。
文章が上手い人が書くのには良いけれど、私たち素人が書くにはちょっとハードルが高いからなんです。
文章が上手な人の代表選手といえば新聞記者✒️
その中でも、もっとも文章が上手な人が担当するといわれる新聞1面のコラムはまさに「起承転結」で書かれています。
では、新聞コラムの起承転結を題材に、違う視点から考えてみたいと思います。
2. 理由② 英訳すると「転」が消されるから
日本で発行されている新聞(全国紙)は英語版という形で翻訳され、世界中で読まれています。
では、「起承転結」の形式で書かれた日本語新聞のコラムが英語に訳されたらどうなるでしょうか?
英訳コラムと元の日本語コラムを比較・分析した研究があります。
その結果、元々の日本語の文章と比べると、英語のコラムは
✅ 結論が冒頭にまとめられる
✅ 起承転結の「転」の部分が削除される
このように、英語話者に分かりやすい形式(冒頭に結論がくる)に書き換えられていることも多かったそうです。
「起承転結」は誰にでも分かりやすい文章というわけではないようです。
3. 理由③ 分かりやすい文章には向かないから
先ほども書いたように、元々は漢詩の形式「起承転結」で使われており、芸術的な表現として使われたのが始まりです。
「分かりやすい文章」「論理的な文章」にするためには
📣「転」ずる必要はなく、一直線に結論に向かって論を展開したほうが良い
と私は考えています。
「起承転結」がダメなら、どんな形式で書けば良いのでしょうか🥺?
4. 「はじめ・なか・おわり」がオススメ
どの文章にもつかえて、最もオススメなのは「はじめ・なか・おわり」です。
私が子どもの頃は「序論・本論・結論」と習うことが多かったのですが、今の小学校では「はじめ・なか・おわり」ということが多いですね!
例えば「旅行記」なら次のような構成にします。
4.1 (例)旅行記、日記など
【はじめ】
いつ・どこで・だれが・なにを したか(5W1H)
【なか】
1番楽しかったこと
印象に残ったこと
大変だったこと
【おわり】
感想、まとめ、次回の抱負など
意見文など、自分の考えを書く場合は次のようにします。
4.2 (例)意見文など
意見文など、ほとんどの文章はサンドイッチ型(最初と最後に「主張・大切なこと」を入れる)で書くことができます。「結論」が最初にあるので、読みやすいだけでなく、書き手にとっても、意見がブレないため、書きやすくなります。
【はじめ】 主張(自分の1番言いたいこと)
【なか】 主張の根拠を、2つか3つ書きます
一つ目の理由は、……
2つ目の理由は、……
【おわり】 もう一度「はじめ」に書いた主張を繰り返す
レポートも、作文も、ブログの記事も、基本的にはどんな文章でもこの3部構成で書くことができますよ!
🧒 私は書くのが苦手で、「起承転結」で文章が書けない…😢
というお悩みをよく聞きます。
でも、そもそも「起承転結」で書く必要はないのです!
今回はリベ大生や、教え子の大学生によく聞かれる質問についての記事でした✨
うまく文章が書けないと、悩んでいる方の参考になりましたら幸いです!
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【やさしい文章の書き方】
文章は「起承転結」で書いてはいけない! →本記事
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やさしい文章の書き方② 構想(アイディア出し)編
やさしい文章の書き方③ 構想(アウトライン編)
