- 投稿日:2024/10/08
- 更新日:2025/10/09
結論:悪い脂質を減らしましょー!
🔻ざっくり説明すると🔻
腸内環境を良くするためには様々な方法がありますが、
・腸内環境への悪影響
・炎症体質にしてしまう物質
・東京大学での研究結果
これらを考慮すると、「悪い脂質を避ける」ということが、まずは重要だと考えられます!
免疫の過剰反応を抑制するための物質の多くは、腸内細菌によって作られています。
また、腸内環境が悪くなることで有害物質が体内に入りやすくなり、免疫機能が低下してしまいます。
花粉症についておさらい
花粉症とは
花粉症は、植物の花粉が原因となり、アレルギー反応を引き起こす疾患です。
一般的に「アレルギー性鼻炎」の一種に分類され、日本ではスギやヒノキの花粉が主な原因です。

【Point】
花粉症はアレルギーの一種であることを理解することが重要です!
花粉症のメカニズム
花粉症は、免疫系の異常反応によるアレルギーの一種です。
体内の免疫システムが花粉を「異物」として認識し、症状を引き起こします。
花粉症の問題は花粉だけではなく、花粉に異常に反応してしまっている免疫機能の問題です!
【Point】
アレルギーである花粉症は、体の免疫機能の問題によるものです!
一般的な花粉症の治療・対策
【薬物療法】

【免疫療法(舌下免疫療法)】

【生活環境の改善】
【Point】
花粉自体を避ける花粉対策や、症状を抑える薬だけでは限界があり、現段階で最も効果が期待できるのは「免疫療法」と考えられます。
やはり免疫機能の正常化が大切です。
東京大学の研究結果
2024年2月、東京大学大学院から次のような研究結果が発表されました。
「アレルギー性鼻炎患者の鼻水に 鼻閉(鼻づまり)を悪化させる物質を発見」
中身を要約すると、
アレルギー性鼻炎患者の鼻水中に「15-HETrE」という物質が発見され、この物質が鼻づまりを悪化させる働きをもつことが証明されました。
「15-HETrE」とは
15-HETrE(15-ヒドロキシエイコサトリエン酸)は、ジホモγリノレン酸の代謝物である脂質です。
もとを辿ると「リノール酸」という脂質がもとになっている物質です。
15-HETrEはリノール酸が原材料になって出来ているということになります。
「リノール酸」とは
リノール酸とは、植物油などに含まれる「オメガ6脂肪酸」の一種です。
体内で合成できないため、必須脂肪酸として食事から摂取する必要があります。
同じ必須脂肪酸である「オメガ3脂肪酸」とのバランスを保つことが重要です。

現代ではリノール酸が過剰摂取傾向であり、
・腸内環境の悪化
・炎症の促進
などの要因になるため、一般的に「悪い脂質」と言われます。
特に、リノール酸が多く含まれる、菓子パンやスナック菓子、超加工食品などは避ける必要があります。
【Point】
アレルギー性鼻炎の鼻づまりを悪化させる物質(15-HETrE)は、リノール酸を原材料にして出来ています。
結論:「悪い脂質(リノール酸)」を避ける!
少し長くなりましたが、これらのことを考慮すると「悪い脂質(リノール酸)」を避ける。ということが花粉症の予防には大切だと考えられます。
その中でも、菓子パンやスナック菓子、超加工食品といった、リノール酸の過剰摂取に繋がる食べ物をまずは控えることをおすすめします!
様々な要因の中の1つに過ぎませんが、試してみる価値はあると思います。
私自身が試してみた結果として、日によって差はありますが、改善傾向にあると実感しています。
花粉症の方で、菓子パンやスナック菓子、超加工食品を食べることが多い方は、ぜひ控えてみましょう!
リスクもコストも0です🙆♂️
終わりに
花粉症は、多くの人にとって改善が難しく、ツラい症状を伴うものです。
必ず効果があるというものではありませんが、少しでも症状を緩和させるために、今回ご紹介した方法をお試しください😊
腸内環境を改善するために、細かいところまでやり始めると大変ですので、まずは大きなところから意識して、自分に無理のない範囲でコントロールしていきましょう!
花粉症も生活習慣病のようなものです。
普段の生活習慣を変えて、免疫機能の正常化を目指せるといいですね✨
*この記事は、私が運営しているブログ記事に加筆・修正したものです。
【補足】
ここ数年、腸活の関連商品によるマルチ商法が流行っています。
腸活をするために特定の商品や特別高価なものは必要ありません。
ぜひ騙されないようにご注意ください!