- 投稿日:2024/09/30
- 更新日:2025/10/05

デイサービス選びっておまかせじゃダメなの?
初めての介護サービスを使うのでよくわからない。ケアマネジャーにお任せしたいと言われれば、ご本人やご家族のお話から「ここが合いそうだな。」というところを複数紹介しています。
その際に「こんなところへ行きたい」「こんなサービスを受けたい」とケアマネジャーに伝えてもらえるとより希望に沿ったところを紹介しやすくなります。
いきなり質問をされて答えるよりも、事前に質問されることを知っていた方が、答えやすいと思うのです。今回は、デイサービスを選ぶ際のポイントをまとめましたので参考にしてください。
デイサービスには1日型と半日型の2種類がメイン
デイサービスは主に朝から夕方まで過ごす1日型と午前か午後どちらかを選ぶ半日型のどちらかということが多いです。ごく少数ですが、昼から夕方まで(昼食・おやつ有り)、昼から夜まで(昼食・おやつ・夕食有り)というデイサービスもあります。
半日型デイサービスの特徴
半日型デイサービスは、午前または午後の3〜4時間で完結する短時間のサービスです。ほとんどの場合、運動に特化しており、利用者は主に身体を動かすことに集中します。食事、入浴を提供している施設は少ないです。
半日型のデイサービスは、運動が好きで、長時間は苦手という方に向いています。利用者が最初から長時間のデイサービスに抵抗があると感じた場合、慣れてもらうと言う意味でまずは半日型から利用するという方もいます。
1日型デイサービスの特徴
1日型デイサービスは、朝から夕方まで長時間利用する形が基本です。お昼ご飯が提供されるだけでなく、入浴サービスやレクリエーションが充実している施設もあります。
半日型と比べるとゆっくりとした時間の中で、他の利用者や職員との交流を楽しみたい方に適しています。また、レクリエーションやおやつ作り、外出イベントなど、日常的に運動以外の活動的な内容を求める方にはおすすめです。
提供しているサービス内容で選ぶ
デイサービスによっては、入浴サービスや口の機能をサポートするためのケアを提供するなど、さまざまなサービスが提供されています。ここでは代表的なサービスを紹介します。
すべてのデイサービスで提供されているわけではないので、こんなサービスがあったら良いな。こういう所に行きたいな。と思うものを書き出しておくのも良い方法です。
食事の質と特別食への対応
デイサービスを利用する際、どのような食事が提供されるか、特別食に対応してくれるかどうかポイントとなります。施設内で作られた手作りの食事が提供される場所もあれば、外部からお弁当を取り寄せて提供する場所もあります。
また、特別食(塩分制限、カロリー制限、ムース食など)に対応している施設もあり、食事制限がある方は、この点を確認しておくことが重要です。食事は利用者にとって楽しみの一つ。ご飯の美味しいデイサービスはご利用者さんから高評価を得ています。
入浴環境
デイサービスにおける入浴には、主に以下のような種類があります。
一般浴(大浴槽)
大きな浴槽で数名が同時に入浴します。イメージは銭湯。
https://www.seiwaen.or.jp/shisetsu/kisshoin.html
京都市吉祥院老人デイサービスセンター
個別浴(個室浴槽)
一人ずつ個室で入浴できます。イメージは自宅のお風呂。
機械浴
特殊な機械を使用します。自力での入浴が難しくても入浴できるのが特徴です。
https://tyouwaen.com/
三条市デイサービスセンター
併設サービスの有無
デイサービスの中には、ショートステイ(宿泊サービス)や特別養護老人ホームを併設している施設もあります。利用者、家族も施設や職員の雰囲気等を事前に把握できる事や、職員間の連携も同施設内なので他の施設に比べ情報共有しやすいというメリットがあります。
ゆくゆくは、ショートステイや施設入所も検討しているという人は、こういう点もポイントとして選ぶのも良いでしょう。
その他、確認しておくと良いポイント
デイサービスを利用されているご利用者様から、「この点をデイサービスに確認してもらえますか?」と尋ねられたことも記載しておきます。
1日の流れ
遠足に行く、お菓子を作る、散髪サービス、(有料のものもあり)などを行っている施設もあります。デイサービスのパンフレットやホームページを見ると、1日の流れや、1ヶ月の予定などを確認することができます。
送迎時間の確認
利用者の自宅を順番に回って迎えに行くため、乗車時間が長くなる可能性があります。車酔いをしやすい方や、長時間の移動が苦手な方は、事前に職員に相談して、送迎の時間を調整可能か確認することも大切です。
介助の確認
排泄や入浴などの介助が必要な方は、異性に介助されることもあるのか確認しておくこともお勧めします。もし、異性介助もあるとお話があった際は、同性介助のみにしてもらうことは可能か相談してみてください。
見学の可否
見学の際に送迎してくれる施設もあります。職員さんや利用者さんの雰囲気を感じるのも大切です。デイサービスは施設ごとに特色があります。気になるデイサービスが見つかったら、ぜひ見学をしてイメージと合っているか確認してください。
まとめ
デイサービス選びでは、ご本人やご家族のご希望を伝えることが大切です。 具体的な要望をケアマネジャーに伝えることで、より適切なサービスを提案してもらえると思います。選択する際の参考にしてもらえると嬉しいです。