- 投稿日:2024/10/03
- 更新日:2024/11/14

1. ひやおろしとは
ひやおろしは、春に一度火入れ(加熱殺菌)をしてから、夏の間に低温で熟成させ、秋にそのまま瓶詰めして出荷されます。通常の日本酒は二度火入れを行いますが、ひやおろしは秋に火入れをせず出荷されるため、熟成したまろやかな旨味がそのまま楽しめます。
2.ひやおろしの語源
「ひやおろし」の語源は、江戸時代の日本酒の製造方法に由来します。
当時、日本酒は冬に仕込み、春に火入れ(加熱殺菌)をして保存していました。江戸時代は気温が上がる夏の間に日本酒を出荷すると品質が悪化しやすかったため、秋の気温が下がった頃(「ひや」になった頃)に再び出荷を再開していました。この「ひや」(冷気)になった時期に貯蔵していた日本酒を「おろす」(出荷する)ことから、「ひやおろし」という名前がついたのです。
そのため、「ひやおろし」は、気温が低くなり品質が安定した秋に、火入れをせずに出荷される日本酒を指すようになりました。

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