- 投稿日:2024/10/03
- 更新日:2025/10/15
はじめに
私はリベに出会う前から株式投資をしていました。始めた理由のひとつは我が子の将来を考えたからです。
というのも息子3人の内、2人は発達障害児。
コミュニケーション能力に難があり、人付き合いが原因で就職が上手くいかなくなった時に人と会わなくても稼げる方法を…と考えていたら株式投資もひとつの手段だと気付き、まずは自分が始めてみることにしたんです。
色々調べていく中で学長に出会い、そこからは猛スピードで学ぶことができて大変ありがたいです。
さて、我が子の発達障害をオープンにしている私はまわりから色々と聞かれますが、聞かれる事のひとつに「手帳の取得について」があります。
私の住んでいる地域では発達障害の診断が出ると大体の場合に療育手帳の申請・取得ができ、我が子達はもちろん手帳を取得しました。
療育手帳は、障害のある子どもや成人が受ける支援やサービスを受けやすくするために発行される手帳です。取得することには以下のようなメリットとデメリットがあります。
メリット
福祉サービスの利用
療育手帳を持つことで、福祉サービスや支援制度を利用しやすくなります。例えば、デイサービス、療育施設の利用、リハビリテーション支援などが受けやすくなります。
金銭的な支援
公共交通機関や各種施設の割引や、子どもなど扶養家族の場合は扶養者が障がい者扶養控除、本人の場合は障がい者控除を受けることができるので税金の控除が受けられます。また医療費などの助成や減免、障害年金の受給資格が得られる場合もあります。
教育のサポート
特別支援教育を受けやすくなるため、お子さんの発達に合った環境で学ぶことができます。特別支援学校への入学や、通常の学校でも個別の支援を受けることが可能です。手帳なしでも学校や教員への相談次第で個別の配慮など対応してくださいますが、通常学級にいる我が子達へ声掛けや授業や宿題の調整などの支援を受けるための教育委員会への申請はすんなり通りました。
相談支援の充実
児童相談所や市区町村の福祉サービスを通じて、子供の発達に関する相談や支援を受けやすくなります。
デメリット
障害へのレッテル
療育手帳を取得すると場合によっては偏見や差別に遭うことがあります。手帳を持つことでお子さん自身が「特別扱いされる」と感じる場合もあります。
更新や診断の手間
療育手帳は定期的に更新が必要で、その際に医師の診断を受けたり手続きを行ったりする必要があります。この手間が負担となることがあります。
個人情報の取り扱い
療育手帳の情報が個人のプライバシーに関わるため、情報が漏れることや、不適切に扱われることへの不安があるかもしれません。
終わりに
療育手帳を取るかどうかは、家庭やお子さんの状況、将来的なサポートの必要性に応じて慎重に検討することが大切です。
例えばお子さんが小さい内は親が連れて行けば済むところが、更新時にはお子さんが大きくなって本人へ更新の話をする必要が出てきて、その際にお子さん自身への障害告知の有無なども課題になります。
障害という診断を受けた時点でお子さんが「障害児」となる現実は変わりません。
その現実に対応するためにも、更新時に「更新しない」という選択もできるので、身構え過ぎずに手帳取得を検討してみてはいかがでしょうか。