- 投稿日:2024/10/11
- 更新日:2025/09/29
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私は約10年間、中高生の英語の塾講師として勤務しました。
その中で感じたこととして、
「英語の得意、不得意を分ける3つの時期(=英語の頑張り時)」
というものがあります。
①中1の夏休み明け(一般動詞)
②中2の夏休み明け(不定詞)
③高1の夏休み明け(文型、時制、受動態、、わからないことが溜まっていく感じ)
全部「夏休み明け」がポイントです!
順番に見ていきましょう!
①中1の夏休み明け
(一般動詞、、doが鬼門)
1学期に学習するbe動詞(is/am/are)はなんとかなっても、
一般動詞(do)が出てくると差がつきはじめ、
3単現のsで結構な差がつきます!
中1英語といっても、あなどってはいけません!
しかし、まだまだ序盤!
ここは繰り返しの学習を意識することで、短期間で挽回可能です!
ちょっと大変ですが、意味を考えるというより、
まずは覚えこんでしまい、後から自然に理解を深めていくことを
意識しましょう!
結果を出して、「自信を持つこと!」
これが重要です。
②中2の夏休み明け
(不定詞、、これまでの単元の理解が必要)
中1でつまづいてしまった人や、なんとかなっていた人も
この時期に大きな差がつきます。
その原因が不定詞(to + 動詞の原形)です。
意味が大きく分けて3種類ある上、
2つの文を1つにするイメージなので文が長くなってしまい難しいです。
しかも、中2の夏休みまで勉強してきた
一般動詞(現在・過去)、進行形(現在・過去)、
助動詞(can/will/mustなど)を理解しておかないと
不定詞だけ理解しても、テストで点数が取れません。
この時期から、英語を総合的に理解していく段階に入っていきます。
これが英語の理解を難しくさせ、これ以降つまづく要因となります。
③高1の夏休み明け
(文型、時制、受動態、、わからないことが溜まっていく感じ)
高校生になり、進度が速く、予習中心の勉強スタイルに変化します。
中学生の時はそんなに英語に苦手意識がなくても
暗記だけでは時間が足りず、消化不良に陥ります。
文型(SVOC)で英語が苦手になる生徒は多いです。
これが原因で、例えば「時制」での「時・条件の副詞節」が
理解できません。
また、次の単元の受動態は「〜される」だけではうまくいかなくなります。
英語が母語でない日本人が英語をマスターする上で
英文法は知っておくと近道ができる素晴らしい道具なんですが。。。
英語の学ぶ上での「山登りの装備品」と言っても良いですね。
英語の構造を理解し、単語を覚えつつ、勉強方法を見直す時期です。
★解決方法
「ここは短期的でも良いので、「人に頼る!」が一番良いと思います。」
そもそも勉強時間が足りないことが原因です。
(どの学年でも夏休み明けに、1学期の学習を前提に新しい単元に入るので
差がつきやすいです。)
だからと言って、「勉強しなさい!」と叱っても難しい時期のお子さんに
何を言ってもなかなか聞き入れてもらえないでしょう。。。
(私も小6の娘がいますが、ある時から超えられない壁というか、
溝というか、、、悲しいですが、仕方ないですね。
あの頃のように仲良くしたいんですけどね、、、)
話がそれましたが、ここは短期的でも良いので、
「人に頼る」ことが一番良いと思います。
例えば、私が塾講師をしていた頃は、
よく保護者の方の言葉を代弁していました。
「親が言うことは反抗するけど、塾の先生の言うことはよく聞く」
と言われていました。
もっとも身近だからこそ、親に甘えているんですよね。
ここは、保護者の側がご自身の思いを別の形で伝える
「戦略」を考えると良いと思います!
僕は塾講師でしたが、こんな風に利用されると
むしろ役に立っている気がして嬉しく感じたものです。
僕は塾講師時代、保護者の方の「戦略」の一部だったのかもしれません。
皆さんの戦略はどのようなものですか?ぜひ教えてほしいです!
塾講師とこのような関係ができると、
勉強に関してもアドバイスを素直に受け入れてくれます。
同じことでも「誰が言うか」で変わってきます。
親としては、寂しいですが、そんな時期なのだと思います。
(私も親になってはっきりとわかった気がします🤣)
お子さんも「勉強しないといけない!」とは思っています。
その気持ちを素直に受け入れられれば勉強するようになります!
ポイントはそれをどのように持っていくかです。
そので重要なのが「戦略」です!
ご自身の気持ちを代弁してくれそうな人を探しましょう!
★まとめ
英語に関しては、下記の3つの時期に注意して、
タイミングを見て戦略的に行動してみてください!
①中1の夏休み明け(一般動詞)
②中2の夏休み明け(不定詞)
③高1の夏休み明け(文型、時制、受動態、、わからないことが溜まっていく感じ)
今回はここまでです!
どんな時期でも、やり方次第で英語はなんとかなります!
お子さんが意欲的に勉強され、
志望校合格を勝ち取られることを願っています!