- 投稿日:2024/10/13
- 更新日:2024/12/08

サルコペニアとその影響
サルコペニアという用語は1989年に提唱され,ギリシャ語の「サルコ(筋肉)」と「ペニア(喪失)」を組み合わせた造語です.サルコペニアは,主に加齢による全身の筋肉量と筋力の自然低下,および身体能力の低下を指す状態です.
サルコペニアは40歳頃から始まり,65歳以上の約15%が該当すると推定されています.これにより,日常動作の困難,介護リスクの増加,転倒リスクの上昇などが懸念されます.
階段登り降り運動の効果
階段の登り降りは単なる有酸素運動ではありません。特に下りの動作(エキセントリック運動)は筋肉に大きな刺激を与え,筋肉の質を向上させます.
筋肉の質と量の違い
筋肉の質は機能性・効率性・持久力を表し,単なる筋肉の量とは異なります。階段の登り降りは量だけではなく筋肉の質をも向上させ,同じ量でもより高いパフォーマンスを発揮できるようになります.
代謝改善効果
質の高い筋肉は基礎代謝を向上させ,脂肪燃焼効率も改善します.筋肉1 kgの増加で基礎代謝が約50 kcal上がるため、痩せやすく太りにくい体質へと変化します.

続きは、リベシティにログインしてからお読みください