- 投稿日:2024/10/22
- 更新日:2025/10/11
こんにちは、ざわと申します。
皆さんは自家用車を保有されていますか?
🦁「小金持ち山に登るのにあたって、車は持たん方が良い」
とよく言われますが、郊外や田舎に住む場合、車は生活必需品であり、貴重な足です。いきなり全て手放すというのも難しいでしょう。
筆者は、3年ほどまでに夫婦で計2台持っていた車を、1台手放しました。本記事では手放したことによる金銭的効果と、生じたメリット・デメリットについて解説します。
車を家族で複数台持たれている方、まずは「1人1台」から「一家に一台」に減らしてみませんか?
結論
QOLを維持したまま、3年間で約80万円の維持費を削減できました!
車を1台手放した経緯
前提
以下は車を1台手放した際の我が家の状態です。
・千葉県の郊外に在住。車が1台も無いとまあまあ不便。
・筆者:2019年頃、中古で購入したトヨタ ポルテ(2011年式)を保有。通勤(片道約5km)および休日の外出時に使用。
・妻:妻実家より借り受けた日産 ノート(2015年式)を保有。通勤(片道約12km)および休日の外出時に使用。
また、車を手放したのはリベに出会う前です。
手放すまでの流れ
元々、結婚前の1人暮らしの時に夫婦両方が車を保有していたため、結婚して同居後は夫婦で2台所有する形となっていました。
同居を始めて数ヶ月後のある日、筆者はこう思いました。
👨「車って、維持費高くない…?その割に、片方の車、通勤にしか使ってなくない…?」
そこで、車を1台手放すことを考えました。
車を手放す際の懸念点として、
・通勤手段をどうするか(夫婦どちらが車通勤を諦めるか)
・休日、車が足りなくならないか
を考えましたが、通勤手段については、通勤距離の短い筆者が自転車を購入し、自転車通勤に切り替えることにしました。なお、電車やバス等の公共交通機関は、非常に不便(直線距離は5kmなのに、乗継等で計40〜50分かかる)なため、最初から切り替え先の選択肢にありませんでした。
休日に関しては、基本一緒に行動するか、どうしても別の場所に行く必要がある場合は、片方が電車を使えば良いということで解決しました。
元々妻の車が、妻の実家から借り受けていたものだったため、妻の車の方を返却しました。
効果計算
車を1台手放したことで、年間でどの程度維持費が抑えられるようになったか計算してみます。計算は、以下のサイトを使用して行いました。
参考:車の維持費の計算
◯減少した出費
なお、車本体については、無償で借りていたものを返しただけなので、本体費用は計算していません。
1年当たりの維持費用に換算すると以下の通りになりました。
3年分なので、合計で約84万円でした。
◯増加した出費
通勤手段を自転車に切り替えたため、自転車関連の費用の出費が増えました。
なお、自転車(クロスバイク)は購入価格5万円、耐用年数5年、残存価格0円として減価償却した価格を計算に用います(簿記の復習!)。
・自転車本体…30,000円
・装備品(ヘルメット、雨合羽等)…10,000円
・修理費…10,000円
合計で約5万円です。
◯3年間で削減できた維持費
84万円-5万円=79万円ということで、約80万円の維持費を削減することができました。
手放して気づいたメリット
車両維持費が節約できる
ここについては言うことがないですね。上記の通り、3年間で約80万円と、決して無視できない額を節約できています。しかも、今後も車を追加で購入しない限り、効果は持続します。
自転車通勤にしたことで渋滞に巻き込まれなくなった
通勤時、車の場合は朝夕と通勤ラッシュの渋滞に巻き込まれることが多かったですが、自転車通勤に変えたことでその心配はなくなりました。
上記の金銭的メリットのみならず、渋滞に巻き込まれる時間をも節約できるようになったので、その時間を、仕事や家族と過ごす時間に有効活用することができるので、実質的な金銭メリットはさらに大きいといえるかもしれません。
自転車通勤にしたことで適度に運動ができるようになった
車通勤をしていた頃は運動らしい運動はしていなかったのですが、毎日数十分は自転車に乗る必要が出てきたので、結果的に適度な運動時間を確保できるようになりました。
手放して気づいたデメリット
雨・風・雪の強い日は自転車通勤が辛い
一番大きいデメリットはこれですね。車の場合、天候に関係なく安全に移動ができますが、自転車の場合はそうはいきません。雨は雨合羽を着ればなんとなりますが、風が強い場合、進みたくてもほとんど進めず、まあまあきついです。
一方、雨合羽さえ着てしまえば、どんなに雨が強くても(着替えなどは必要ですが)通勤はできてしまいます。
いくら天候が悪くても、自転車通勤という代替手段を選んだのは自分ですし、何より自転車通勤を頑張ることで年間30万円近く維持費を削減できると思えば、ちょっと天候が悪いくらい何ともありません。
ただし、猛烈な勢いの台風だったり、(千葉では滅多にありませんが)大雪が降った次の日などの路面の状態が悪い場合、在宅勤務を活用したり、別手段に切り替える必要が出てきます。ただ、ここまで天気が悪い場合は、車ですら危険なので、そもそも通勤をすべきではないとも言えますが…
今のところ自転車で通勤できなかった日は、この3年間では1日もありません。
休日の行動が制限される
夫婦で車を使った別々の行動ができなくなってしまいました。
ただ、こちらに関してはなるべく休日は一緒に過ごす、片方が公共交通機関を使用するなど、他にやりようがあります。実際、こちらに関してデメリットと感じるほど困ったことはありませんでした。むしろ、一緒に行動する時間が増えたことで、夫婦の絆がより深まったと言えなくもありません。
職場は9割方が車通勤なので若干浮く
大したデメリットではありませんが、やはり郊外の工場勤務者にとって「お金を浮かせるために車を手放して、雨の日も風の日も自転車通勤する」というのは一般の感覚とは少し離れているようです。
ただ、「この人は自転車通勤なんだな」「天気が悪くても健気に自転車通勤していてえらい!」など、雑談のきっかけになったりキャラ付けできている側面もあるので、捉えようによってはむしろメリットなのかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「自分は郊外住みだから車を手放せない!」という方も多いでしょう。実際、現在筆者は0歳の子供を育てており、場所柄もあって車を全て手放すことは現実的ではありません。どうしても1台は必要となってきます。
ただ、「必要最小限の台数にする」という目標に絞れば、代替手段を検討することで台数を削減することができるかもしれません。
「大きい金銭メリット」と「多少の手間」、どちらを取るかトータルで考えて選択してみてはいかがでしょうか。
「車を手放したいが不便になりそうで不安…」「車を手放しても普通に生活できた!」など、意見やコメントがありましたら、レビューやいいねをいただけると大変励みになります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。