- 投稿日:2024/10/23
- 更新日:2025/10/03

Microsoft Family Safety
Microsoft Family Safetyとは
Microsoft Family Safety機能は、子どもや家族のパソコンの利用状況を確認したり、利用を制限したりできる機能です。
Microsoft Family Safetyは、Windowsのパソコンで利用することができます。
Microsoft Family Safetyのメリット
Microsoft Family Safetyには、次の3つのメリットがあります。
1.Microsoftの純正機能のため、アプリの追加や購入が不要
2.無料で使える ※Microsoftアカウントは必要
3.スマホアプリからも設定できる
Microsoft Family Safetyを設定する方法
親が子どものアカウントのMicrosoft Family Safetyを設定するためには、次の2つの作業が必要です。
1.子ども用アカウントの作成
2.家族メンバーの追加
Microsoft Family Safetyの使い方
Microsoft Family Safetyを使うには、次の2つの方法があります。
1.専用のWebページにアクセスする
https://account.microsoft.com/family/ にアクセスすることで、Microsoft Family Safetyを使うことができます。
2.専用アプリをダウンロードする
Microsoft Family Safetyアプリをダウンロードすることで、アプリ上でMicrosoft Family Safetyを使うことができます。
Microsoft Family Safetyの機能
Microsoft Family Safetyには、パソコンやアプリの使用時間を確認したり、使用を制限したりできる機能などがあります。
本記事では、子どもがパソコンを使う場合に、設定・使用することが多い5つの機能について説明します。
機能1: パソコン、アプリの使用時間の確認
機能2: Webの検索ワード、アクセスサイトの確認
機能3: パソコンの使用制限
機能4: アプリの使用制限
機能5: Webサイトの閲覧制限
機能1: パソコン、アプリの使用時間の確認
パソコン、アプリの使用時間の確認とは
パソコン、アプリの使用時間の確認は、パソコンやアプリの1日の使用時間を確認できる機能です。
使用時間を確認することで、子どもがどのくらいパソコンを使っているかを知ることができます。
パソコン、アプリの使用時間の確認方法
パソコンの使用時間は、「Windowsタブ」から確認できます。アプリの使用時間は、「Windowsタブ」内の「アプリとゲームタブ」から確認できます。
機能2: Webの検索ワード、アクセスサイトの確認
Webの検索ワード、アクセスサイトの確認とは
Webの検索ワード、アクセスサイトの確認は、ブラウザで検索したワードやアクセスしたサイトのURLなどを確認することができます。
検索ワード、アクセスサイトを確認することで、ブラウザを使ってどのような情報を検索したかを知ることができます。
Webの検索ワード、アクセスサイトの確認方法
検索ワードとアクセスサイトの情報は、Edgeタブから確認することができます。
Webの検索ワード、アクセスサイトの確認の注意点
検索ワードとアクセスサイトの情報が取得できるのは、Edgeのみです。
Edge以外のブラウザを使った場合は、情報を取得できないため注意が必要です。
機能3: パソコンの使用制限
パソコンの使用制限とは
パソコンの使用制限は、パソコンの使用時間や使用可能な時間帯を制限できる機能です。
もし、使用可能な時間以外にパソコンを使用した場合は、下記のような画面が表示されて、パソコンを使用できない状態になります。
パソコンの使用制限の設定方法
パソコンの使用制限は、「Windowsタブ」で設定できます。
パソコンの使用制限では、次の3つの設定が可能です。
1.時間制限
2.使用可能な時間帯
3.パソコンをロックする
時間制限は、1日にパソコンを使用できる時間を設定できます。(15分単位で設定可能)使用可能な時間帯は、15:00〜20:00のように、パソコンを使用できる時間帯を設定できます。(30分間隔で設定可能)
パソコンをロックするは、任意のタイミングで、パソコンをロックして使えないようにすることができます。
パソコンが使えなくなった場合の対応
時間制限を超えてしまったり、パソコンがロックされた場合には、パソコンを使うことができなくなります。
引き続きパソコンを使うための方法として、次の3つの方法があります。
1.翌日まで待つ
2.延長リクエストを送信して、承認してもらう
3.時間設定を変更する
機能4: アプリの使用制限
アプリの使用制限とは
アプリの使用制限は、特定のアプリの使用時間や使用可能な時間帯を制限できる機能です。
もし、使用可能な時間以外に対象のアプリを使用した場合は、下記のような画面が表示されて、アプリを使用できない状態になります。また、アプリがブロックされている場合には、下記のような画面が表示されて、アプリを使用できない状態になります。
アプリの使用制限の設定方法
アプリの使用制限は、「Windowsタブ」内の「アプリとゲームタブ」から設定できます。アプリの使用制限では、次の3つの設定が可能です。
1.時間制限
2.使用可能な時間帯
3.アプリのブロック
時間制限は、1日にアプリを使用できる時間を設定できます。(15分単位で設定可能)使用可能な時間帯は、15:00〜20:00のように、アプリを使用できる時間帯を設定できます。(30分間隔で設定可能)
アプリのブロックは、アプリを利用できないようにブロックすることができます。
アプリが使えなくなった場合の対応
時間制限を超えてしまった場合には、アプリを使うことができなくなります。
引き続きアプリを使うための方法として、次の3つの方法があります。
1.翌日まで待つ
2.延長リクエストを送信して、承認してもらう
3.時間設定を変更する
もし、ブロックされていうアプリを使う場合には、「リクエストを送信して、承認してもらう」必要があります。
機能5: Webサイトの閲覧制限
Webサイトの閲覧制限とは
Webサイトの閲覧制限は、不適切なコンテンツをブロックし、閲覧できる情報を制限できる機能です。
許可されていないWebサイトにアクセスした場合は、警告画面が出てWebサイトを閲覧することができません。
Webサイトの閲覧制限の設定方法
Webサイトの閲覧制限は、Edgeタブから設定できます。
Webサイトの閲覧制限では、次の3つの設定が可能です。
1.不適切なWebサイトや検索結果をフィルター処理する
2.特定のWebサイトをブロックする
3.許可されたWeb サイトのみを使用可能にする
不適切なWebサイトや検索結果をフィルター処理する設定では、Bingのセーフサーチを有効にして、成人向けコンテンツ等が検索結果に表示されないように設定することができます。特定のWebサイトをブロックする設定では、特定のサイトにアクセスできないようにブロックすることができます。
許可されたWeb サイトのみを使用可能にする設定では、許可されたWeb サイトのみを使用できるように制限することができます。
Webサイトの閲覧制限の注意点
Webサイトの閲覧制限が有効なのは、Edgeのみです。
Edge以外のブラウザを使った場合は、閲覧制限ができないため注意が必要です。
Microsoft Family Safetyの注意事項
Microsoft Family Safetyの注意点は、下記の5つです。
1.Microsoftアカウントが必要
2.Edge以外のブラウザでは閲覧制限が有効にならない
3.インターネット接続しないと、設定が更新されない
4.設定が反映されるまでに時間がかかる場合がある
5.データがうまく連携されない場合がある
1.Microsoftアカウントが必要
Microsoft Family Safetyを使うには、Microsoftアカウントが必要となります。
Microsoftアカウントは無料で作ることができます。
2.Edge以外のブラウザでは閲覧制限が有効にならない
Webサイトの閲覧制限の設定を行った場合、設定が有効なのはEdgeのみです。
Edge以外のChromeやFirefoxなどのブラウザでは、閲覧制限の設定が有効になりません。
また、検索ワードやアクセスサイトが確認できるのもEdgeのみです。
子どもがパソコンを利用する際は、Edge以外のブラウザはインストールしない、もしくはアプリをブロックしておくのがオススメです。
3.インターネット接続しないと、設定が更新されない
パソコンがインターネットに接続していない状態だと、設定が反映されません。
設定を反映させるためには、パソコンをインターネットに接続する必要があります。
4.設定が反映されるまでに時間がかかる場合がある
Microsoft Family Safetyの設定を追加したり、変更した場合、反映されるまでにしばらく時間がかかる場合があります。
5.データがうまく連携されない場合がある
Microsoft Family Safetyで設定やリクエストの許可を行った場合に、データがうまく反映されない場合があります。
データがうまく反映されない場合は、しばらく待つか、再度同じ操作を行うことで改善される場合があります。