- 投稿日:2024/10/27
- 更新日:2025/09/29

・そもそもRPAとは?
RPAとは(Robotic Process Automation)の略であり、パソコン上での定型的な作業をソフトウェアロボットで自動化するツールのことです。
※定型的な作業とはデータをAのファイルからBのファイルに転記したり、入力したデータを元に在庫の把握をする作業などが当てはまります。
・RPAの必要性と重要性
RPAは単純な作業や定型的な業務を自動化する際に活用することができ、それにより人の作業時間を短縮することに繋がり、他の作業に時間をあてることも可能になりますよ。
さらに人間誰しも単純作業を続けていると集中力が低下したり、それに伴いミスを引き起こす確率がアップしたりすると思います。この部分においてもRPAを導入することでミスを低減することに繋がりますよ。
・RPAの仕組み
RPAが行う動作の基本的な仕組みは至ってシンプルです。まずは流れを掴みましょう。
1.シナリオの読み込み
ここでいうシナリオとは自動化したい業務の手順を定義したものです。
2.指定したシナリオの操作を実行(クリック・入力・データ処理など)
3.結果の確認と次の処理への移行
4.例外発生時の対応
5.タスク完了の通知
多くのRPAツールが存在しますが、多くのRPAツールはプログラミング知識がなくても操作することができるように設計されており、初心者にも導入するハードルが低くなっています。
・RPAの特徴とメリット
RPAの特徴は先述の通り定型的で反復したタスクを自動化することができる点にあります。さらに専門的な知識がなくてもRPAのツールを使うことで作業の自動化をすることができるので、導入までの時間が短く自動化を実現することができることも大きな魅力となっています。
・RPAが得意とする業務
データ入力と転記
例)問い合わせ内容をメールからExcelに自動転記
新入社員の情報を人事システムに自動反映
Webフォームからの顧客データをCRMシステムに自動入力
データ抽出と集計
例)営業実績のデータを月ごとに自動でレポーティング
複数のWebサイトから製品価格情報を自動収集し比較表を作成
基幹システムからのデータを自動でダウンロードし、Excelで集計
定型的なレポート作成
例)日次・週次・月次の売上レポートを自動生成
在庫状況レポートを定期的に作成し、関係者にメール送信
従業員の勤怠データを集計し、月次レポートの自動作成
システム間連携
例)CRMシステムの顧客情報をERPシステムに自動で反映
ECサイトの受注データを在庫管理システムと自動連携
人事システムの従業員情報を他の社内システムに自動で同期
通知と警告
例)残業時間の多い従業員へ自動でメール通知
在庫が一定数量を下回った際に発注部門へ自動アラート
売上目標の達成状況に応じて関係者へ自動レポートの送信
ファイルの管理
例)定期的に発生するファイルを自動で措定のファイルに振り分け
バックアップファイルを自動で作成し、クラウドストレージにアップ
古いファイルを自動で圧縮・アーカイブ化
・RPAの限界と課題
様々なステージで活用する機会が多そうなRPAですが、限界も存在します。RPAはあくまでも自身で作成したシナリオ内でしか動くことができないため判断が必要となる業務であったり、想定外の処理については適していないという側面が存在します。
その他に取引先によって入力項目が異なる等の複雑に条件が分岐している情報への対応が苦手であったり、システム単純とはいえシステムを理解するだけのスキルが必要であるためスキルの伝承に労力を取られることなどが挙げられます。
・まとめ
このようにRPAの導入には特に単純作業が多い人にとっては数多くのメリットが存在しています。
せどりで商品の価格比較表を作成したり、確定申告に向けての資料作成に活用するのも手ではないでしょうか。
少しでも皆さんのお役に立てる情報を提供することができたのであれば幸いです。