- 投稿日:2024/11/03
- 更新日:2025/09/29

はじめに
こんにちは、めのめです。
今回は、日本に帰国する際の入国手続きをよりスムーズに行うための便利なツール「VisitJapanWeb」をご紹介します。
従来の入国カードを使った手続きと比べて、事前に情報を入力できるので、手続きが簡単になります。私も先日海外出張時に使ったのですが、事前入力していることで不安もストレスもなく手続きを済ませることができました。
この記事では、海外旅行を計画している皆さんに向けて、VisitJapanWebの使い方とそのメリットについて詳しく解説していきます。
VisitJapanWebとは?
VisitJapanWebは、帰国時の入国手続きをオンラインでサポートするツールで、デジタル庁…つまり国が提供しています。
税関申告に必要な従来の紙の入国カードは、飛行機内で記入しなければならず、到着後に並びながら焦って書き込むことも少なくありませんでした。ですが、VisitJapanWebを使うことで、その煩雑さを軽減し、スムーズな入国が可能になります。
利用の流れ
日本出発前に行う作業と、帰国時に行う作業に分けて説明していきます。
アカウント登録や情報入力はPCからも登録可能ですが、途中でカメラを利用するため、スマホで作業することをおススメします。
事前作業(日本出発前にできる作業)
1-1. アカウント登録:
VisitJapanWebへのアカウント登録は、パスポートの取得や帰国便の決定前でも可能です。まずはアカウントを作成しておくことで、後の手続きがスムーズになります。
「新規アカウント作成」をクリックし進めましょう。アカウント作成自体はメールアドレスだけあれば簡単にできるので、安心して登録してください。
1-2. 事前登録:
パスポート情報や帰国便のフライト情報が決まった段階で、これらの情報をVisitJapanWebに追加登録します。この情報が登録されると、入国時の手続きがさらにスムーズに進められます。
まずはアカウント作成時と同様にVisitJapanWebにアクセス。
今度はアカウント作成時に登録した情報を入力し、「ログイン」をクリックしてください。
まずはパスポート情報を入力していきます、「本人の情報」をクリックし案内に従って情報を入力していきましょう。途中パスポートの入力方法を確認されますが、スマホで操作しており特に支障がなければ、手間を減らすことができるカメラで読み取る方法がおススメです。
入力していくと任意項目等もでてきますが、後続の手続きが楽になりますし、悩む項目も少ないので極力入力をおススメします。姓名と住所情報はアルファベットでの表記のため。手動入力時は注意しましょう。
最後に内容確認し、問題なければ「登録」をクリックすると本人情報の登録完了です。
続いて便情報の入力をしていきます。まだ帰国便が決定していない場合は、決定後に以降の作業を実施してくださいね。
「入国・帰国予定の新規登録」をクリックしてください。
画面に従って便情報、日本での連絡先の入力していきましょう。本人情報として登録済みの場合は、日本での連絡先は自動入力されているので、そのまま進んで大丈夫です。
最後に内容確認し、問題なければ「予定の登録」をクリックすると便情報の登録完了です。
事前準備はこれだけです。あとは出国後の帰国予定日近くになったら次手順を行ってみてください。
帰国時の作業
2-1. 帰国前に追加情報入力:
帰国予定日が近づいたら、フライト情報や健康状態に関する質問などを入力します。
紙の入国カードと同等の情報が事前に提供され申告が必要なものや検疫品なども確認できますし、登録後の修正も可能なので、空港で直前に入力するよりもホテルなどで前日の夜には一度入力していみることをおススメします。
入力方法は簡単です。事前登録時と同様にVisitJapanWebにアクセスし、ログインしましょう。
事前作業で登録した便情報をクリック。
①「検疫(健康状態確認)」、②「携帯品・別荘品申告」をそれぞれクリックして進める画面から、案内に従って入力するのみです。
事前入力で必要な情報を入力していれば、基本的には案内に回答するのみでOKです。
2-2. QRコードを取得:必要な情報を入力し終えたら、「QRコードを表示する」をクリックすることで、QRコードが発行可能になります。これをスクリーンショットしておくと、空港の入国審査時に素早く提示でき、手続きがより効率的に進みます。
補足として、アプリを入れておくと、追加情報の入力が終わっていればオフラインでもQRコードの表示が可能なため、利用を検討してみてください。
2-3. 専用端末でQRコードを提示:
入国審査ゲートに向かう前に、専用端末でパスポートとQRコードを読み込ませましょう。ここで顔認証のための登録も行うので、マスクは外してください。メガネはつけたままで私は大丈夫でした。
ちなみに私はゲートで提示するものと思い、そのまま専用レーンに向かい、優しく案内されてUターンしましたので、ご注意ください。
荷物を預けている方は、待っている間に済ませると効率的です。
2-4. 専用レーンを通過で入国完了:
ここまでこれば後は簡単、マスクは外して専用レーンへ向かいましょう。自動で顔認証がされるので、ゆっくりレーンを通りぬけるだけで入国完了です
従来の手続き(入国カード)との違い
入国カードが不要:
手書きで記入する手間がなく、情報漏れや記入ミスの心配も不要です。
事前入力が可能:
事前に情報入力できることで飛行機内や入国審査時の焦りが減ります。分からないことも、十分な余裕をもって調べることができます。
事前に準備を済ますことで不安を解消し、海外で過ごす時間における余計な不安を減らすことができ、体験の満足度を上げることができます。個人的にはこれが一番のメリットです。
手続きがスムーズ:
QRコードを提示するだけで、スムーズに入国できるため、待ち時間の短縮が期待できます。
Q&A
Q. 同伴家族の登録ってしたほうがよいの?
A. 個人的には帰国時の柔軟な選択肢を持つために、スマホを持たない幼い子供や自分で操作が困難な親族以外では利用は避け、個々で登録することをおススメします。
補足すると、VisitJapanWebには同伴家族の登録が可能であり、家族が同時に入国手続をする場合は、代表者のアカウントで同伴家族分のQRコードが作成可能です。ちなみに家族とは、「配偶者、直系尊属、直系卑属及びこれらに準ずる地位にあると認められる親族」で、代表アカウント保有者から見て父母、祖父母、子、孫です。そのため、兄弟姉妹、配偶者の父母、子供の配偶者などは含まれません。
Q. スマホアプリを進められたんだけどインストールした方が良い?
A. どちらでもよいですが、普段スマホでブラウザを使わない人や不安はできるだけ減らしたい方は利用もおススメです。
メリットは専用アプリなのでスマホ操作に不慣れな人にもわかりやすい点と、情報登録が完了していればQRコードがネットに接続しなくても表示可能な点です。ただ、VisitJapanWebはWebサイトもシンプルで分かりやすいですし、QRコードが必要な税関申告時はすでに日本のネットワークに接続可能です。必要のない方はブラウザからの操作で問題ないかと思います。
おわりに
今回は、日本への入国手続きをスムーズに行うためのツール「VisitJapanWeb」を紹介しました。
海外からの帰国時、長い待ち時間や複雑な手続きがあると、疲れがドッと出ちゃいますよね?VisitJapanWebを活用することで、これらの問題を避け、海外旅行を帰宅まで充実したものにしましょう。
簡単に始められますし、何より時間を節約できる便利なツールです。次回の旅行時にはぜひ試してみてください。