- 投稿日:2024/11/01
- 更新日:2025/09/30

はじめに
こんにちは!現役保育士のはっちです!
今回は外国人の先生のいる保育園って実際どうなの?について書いていきます。
保育園選びのポイントで英語について気にされる方もいるのではないでしょうか?
国際化が進んでいる昨今、子どものうちから英語を学ばせたほうがいいのか悩んでいるという話は保護者の方からもよく聞きます。
というわけで、外国人の先生のいる園に通うのって実際にどうなのか、わたしの見てきた事例で紹介していきます!
結論
結論としては外国人の先生の所属している園はおすすめです!
わたしの働いている保育園にも外国人の先生が1人働いており、何年も一緒に過ごす中で子どもたちへの良い影響をとても感じています。
ちなみにうちの保育園は英語教育を行っているわけではないので英語の勉強などは特にしておりません。
外国人の先生は普段の会話や遊びの中で英語を使い、自然な形で英語に触れられるスタイルを取っています。また私のような通常の保育士は日本語で話すので英語と日本語が日常に溢れているという環境です。
そのため今回の記事は「英語教育」を取り入れている園の良さではなく、外国人がいて英語の触れられる環境での影響についての話となりますのでご了承ください!
ただ英語教育を考えている方も、そもそも英語に触れられるだけの環境ですらこんな効果があるんだ!という参考にはなると思いますのでチェックしてみてくださいね!
どんな影響がある?
ではさっそく英語の環境で過ごすと子ども達にどのような影響があるのか順番に説明していきます。
もちろん、子どもの特性や興味などさまざまなので、全員が全員こうなります!というわけではないのでご了承ください。
①英語への抵抗がなくなる
みなさんは街で外国人の方に英語で道を聞かれてドキッとすることはありませんか?
わたしも以前ありました笑
「え?どうしよう?(そわそわ)」みたいに完全に目が泳ぎましたね。笑
しかし赤ちゃんのころから英語を耳で聞いているためか、英語で話しかけられることへの身構えは軽減されます。
話している意味がわかるかどうかは別ですが、英語で話しかけられたときのドキッとする抵抗感はなくなるようです。ポカンとしていることはありますけどね笑
②英語の意味が雰囲気でわかるようになる
次に英語の意味がわかるかですが、英語教育をしているわけではないので、前述したようにポカンとしていることも多いです。
ただ何度も聞いているうちに、「あ、昨日のご飯何食べたか聞いているんだな」「部屋で走っちゃダメって言っているんだな」などだんだんわかってくるようです。
年長の子ども達に聞いてみると何の言葉を言っているかはわからないけど、言っている意味は何となくわかるという子が多かったです。
以上のことから英語教育がなくともだんだん雰囲気で意味を受け取れるようになります。
もちろんすべてわかるわけではありません。
③英語を話すことへの興味が湧く
そして英会話です。ここに関しては正直その子によってかなり差が出ます。
興味のある子は英語を使ってみようとしますし、興味のない子は英語で聞かれても日本語で答えます。
また興味のある子もペラペラになることはありませんでした。ただそういった子が小学校に進学後、英語スピーチコンテストに自主的に取り組んだという例もあったので、英語への意欲に繋がる場合はあるようです。
④自分と異なるものへの偏見がなくなる
実はここが大きなメリットだと感じているのですが、日常から自分とは違う他文化(外国人の先生)を見ているためか外国人に限らず自分の価値観と違うものに出会っても偏見が少ないように思います。
またそれは保育園の先生たちも同じで、日本とは違う文化に日々触れていることで何事においても柔軟に考えられるようになっています。
それが結果として担当クラスの運営方法や子どもへのアプローチにも反映されているので、日本人のこうあるべきという固定観念から外れた柔軟な保育ができている方も少なくないです。
あくまでわたしが見てきた中での話にはなります。
おわりに
以上のことから外国人の先生がいることで英語への興味や多様性を受け入れる柔軟性などさまざまに良い影響を受けることができます!
ただ、まずは日本の文化やマナーの定着を望んでいる方には向かないかとは思います。
最近は外国人の先生が働いている保育園も増えてきていますので、もし今回の記事を読んで検討したい場合は保育園の見学の際に英語の取り組みについて質問してみてくださいね!