- 投稿日:2024/10/29

「老後2000万円問題」とは?
「老後2000万円問題」という言葉を一度は耳にしたことがある方も多いでしょう。2019年、金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」が公表した報告書の中で、老後の30年間で約2000万円が不足するといった指摘がされ、大きな話題になりました。この報告書では、夫婦ともに65歳以上で無職の世帯の場合、年金だけでは毎月約5万5000円の生活費が不足し、30年間で約2000万円が必要だというものでした。
この報告を受け、当時は「年金だけでは足りない」「2000万円なんて準備できない」という声が多く上がり、政府批判にまで発展しました。特に、年金制度の信頼性や将来に対する不安が高まり、多くの人が老後の生活費に関して深刻な不安を抱くようになりました。
しかし、時間が経つにつれ、この問題はあまり話題にされなくなりました。それでも、老後の生活費が年金だけでは不足するという根本的な問題は、依然として存在しています。「老後2000万円問題」という言葉こそ一人歩きしているものの、現実の問題は消えたわけではありません。

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