- 投稿日:2024/11/06
- 更新日:2024/11/30
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はじめに
この記事では、肺炎の患者さんが「入院治療」か「外来治療」のどちらが適切なのかを判断するための基準を、わかりやすくご紹介します.肺炎と聞くとすぐに入院が必要と思う方もいるかもしれませんが、実は外来で治療できる場合も多いのです.ここでは私たち医師が肺炎の患者さんを診たときに、どのように考えているかをお見せできればと思います😊
この記事では、以下の内容について説明します:
✅️入院か外来かを決める判断基準
✅️「A-DROPスコア」を使った重症度の見分け方
✅️特殊なケースでの入院の必要性
1. 肺炎治療の判断基準
肺炎の患者さんが入院するか外来で治療するかを決めるには、重症度に応じて適切な治療を選ぶことが大事です.そのために使われる指標の1つが「A-DROPスコア」(エードロップ)です.このスコアを使うと、患者さんの状態を軽症、中等症、重症、超重症の4つのレベルに分けることができます.
A-DROPスコアは、年齢、脱水の有無、呼吸の状態、意識の状態、血圧の5つの項目をもとに評価します.それぞれの項目を詳しく見てみましょう.

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