- 投稿日:2024/11/09
- 更新日:2024/11/09

最近のニュースで、
小中学校でのいじめ認知件数が34万件を超え
11年連続で過去最高を更新したことが報じられました。
この数字について、現場で働く教員として、その実態と意味するところを詳しく解説したいと思います。
現場の実感として
現役教員として日々子どもたちと接していて、感じることがあります。
確かにいじめの認知件数は増えていますが、「学校がどんどん荒れてきている」という実感はありません。
むしろ、以前より丁寧に生徒を見守り、記録する体制が整ってきたことを実感しています。
まず、いじめ認知件数って何?
学校では、次のような場合を「いじめ」としてカウントしています:
からかいや悪ふざけなど、軽いトラブルも含む「一方的な暴力」だけでなく、相手が「嫌だな」と感じる行為も当事者が「いじめられている」と感じれば、それもいじめとして認定します。
例えば
・AさんがBさんをたたいた。
・BさんがAさんをたたき返した。
このことを、Aさん、Bさん共に「いじめ」と主張したら、いじめ認知件数は「2」になります。(認知件数は被害者の数とイコールです)

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