- 投稿日:2024/11/18

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要約
便秘は多くの人が経験する一般的な悩みです。その原因や対処法は人それぞれ異なります。薬局などで下剤を購入する時、あなたはどんな下剤を購入していますか?下剤にはいくつか種類があり、それぞれ作用の仕方が違います。本記事では、便秘の種類、便秘薬の種類とその使い分けについて解説します。
はじめに
前回の記事で、便秘のタイプと改善方法(下剤の選び方)について説明をしました。今回は、下剤(便秘薬)種類についてより詳しく知りたい方向けへ紹介していきたいと思います。
正しい薬の知識を身につけて便秘と付き合っていきましょう。
1. 便秘の3つの種類
前回の記事で便秘は一般的に以下の3種類に分類されます。
もう一つ器質性便秘という便秘がありますが、大腸がんやポリープなどの病気が原因となるため、今回は割愛します。
1.1 直腸性便秘
特徴: 直腸や肛門の筋肉が正常に機能しない状態。排便時に直腸の筋肉が収縮する代わりに、異常に緊張することがあります。
症状: 排便が困難で、長時間かけても完全に排便できない、または排便後に完全に空になった感じがしません。
原因: 神経系の問題、筋肉の調整異常などが原因となることが多い。
1.2 弛緩性便秘
特徴: 大腸の蠕動が遅く、糞便が大腸内で長時間滞留する状態。
症状: 排便の頻度が少なく、1週間に3回以下の場合が多い。糞便が硬く、排便が困難。
原因: 大腸の蠕動機能が低下していることが原因。ホルモン異常、神経系の問題、生活習慣などが要因となる。

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