- 投稿日:2024/11/28
- 更新日:2024/11/28

こんにちは、ほんおーです。今日は友人が抜歯中に意識を失った話をもとに、歯科麻酔と「メトヘモグロビン血症」について解説します。
確率としてはかなり低いですが、知っておいて損はないと思います。
抜歯前に起きた「意識消失」
ある日、友人Aさんが親知らずを抜くために歯医者に行きました。局所麻酔をした直後から息苦しさを訴え始め、そのまま意識を失ったそうです。
歯医者さんがすぐに対応し病院を受診した結果、「メトヘモグロビン血症」という診断が下されました。普段あまり耳にしない病名ですが、麻酔が関係しているとのこと。Aさんは数日で回復しましたが、そのメカニズムを調べてみると、思った以上に興味深い内容でした。
メトヘモグロビン血症って何?
メトヘモグロビン血症とは、血液中のヘモグロビンが酸素を運ぶ能力を失う状態のことです。本来、ヘモグロビンは酸素を体中に運ぶ役割を担っています。しかし局所麻酔薬などの薬剤によって「メトヘモグロビン」という形態に変化してしまうと、酸素を運べなくなり、全身が酸欠状態に陥ります。

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