- 投稿日:2024/12/04
- 更新日:2024/12/07

ほんおーと申します。
今回から処方薬の説明をしていこうと思います。
記念すべき第1回目は去痰薬・カルボシステインです。
作用
カルボシステイン(商品名ムコダイン)は痰の粘り気を下げてサラサラにすることで、痰を咳と一緒に出しやすくするお薬になります。
痰はどうやってできるの?
気管や肺に異物が入ると、体はそれを追い出そうと「粘液」を作ります。この粘液が痰の正体です。健康なときは粘液が少なくて透明な状態。でも風邪や感染症にかかると粘り気が増し、量も多くなるので出しにくくなります。カルボシステインは痰の粘り気を下げて痰を出しやすくして、体内から病原体が出ていくのをサポートしてくれます。
こんなときに使われます
カルボシステインが処方されるのは、次のような症状や病気のときです。
風邪やインフルエンザで痰が絡むとき
気管支炎や慢性閉塞性肺疾患(COPD)
副鼻腔炎(蓄膿症)で鼻水や痰が多いとき
特徴
錠剤・シロップ剤・粉薬など剤形が豊富で、シチュエーションに応じて選択可能です。例えば錠剤が飲み込みにくい高齢者の方や、体重毎に応じて投与量を変更する必要がある小児の場合などは粉薬やシロップ剤を選択します。

続きは、リベシティにログインしてからお読みください