- 投稿日:2024/12/06
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回はトマス・J・スタンリー著「1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました」2019年発行をつまみ食いします。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。なお、今回は要約というよりは感想です。
ご了承ください。<(_ _)>
著者:トマス・J・スタンリー出典:Amazonのプロフィールより
アメリカにおける富裕層マーケティングの第一人者。ジョージア州立大学の教授職を経て、ニューヨーク州立大学オルバニー校マーケティング学部の教授となり、1973年にアメリカ全土の億万長者を対象とした初の大規模調査を実施。富裕層向けビジネスを行なう企業や金融機関へのアドバイザーとして活躍。
読んだ感想
結局、1億円貯めるのは収入と支出の問題である。
遅かれ早かれ、毎月毎年お金がたまっていけば、1億円は貯まる。
収入(労働、事業、配当利子、不動産)の手段を増やし、支出(借金、消費、浪費)を最適化する。
しかし、人生と人間はそんなに単純ではない。
収入が減る時、支出がどうしてもかかる時がある。
絶好調、絶不調、老い、技術の陳腐化、転機はいつかやってくる。
初めから最後まで手持ちがプラスであることが王道かつ普遍の道である。
億万長者の共通点を徹底的に“データ”で解き明かしている。
しかし、本書には注意点がある。
調査は2000年以前。
IT産業やコンピュータ関係で身を起こした人物がほとんど出てこない。
お金の稼ぎ方はインターネットの普及により変化している。
また、第3章「天才・秀才は金持ちになれない」と題しているが、27ページ「億万長者の特徴」では90%以上が大卒で半数以上が修士、博士号を取得している。
59ページの成功要因で、48%が「一流大学に行く」ことが「非常に重要:15%」、「重要:33%」と回答している。
学校で好成績を取ることが絶対の条件ではないが、より良い仲間、場所の足掛かりにはなりやすい。
自分の周りを構成する人物の平均になっていく。高校、大学、会社、地域。
成績と収入には相関性がほぼないことを144ページで示している。
つまり、「なれない」ことを証明していない。
お金持ちになる確立を高めたいのであれば、捨てることは間違っている。
正確にいうなら、「天才・秀才は金持ちになる必要がない」というべきだろう。
結果的に金持ちになっただけ。
1億円貯めることは人生の目的ではないからだ。
データには陳腐化と著者の意見による偏りがあることを忘れてはいけない。
勘違いしないでほしいが、私の意見は一流大学に行けとかそういう話ではない。
知識や見聞をもって「良い選択肢」を持ち続ける。
探し続けることを私は推奨している。
見るべきはお金持ちの”特徴”
・誠実:誰に対しても正直
・自己コントロール:自己鍛錬
・社会性:人とうまくやっていくこと
・配偶者の支えがある:パートナーの存在
・勤勉:普通の人より一生懸命に働く
ここから生まれるお金の流れは結局こうなる。
❶節約
❷貯金
❸事業や株式等に投資
❶~❸を回す
❹正直さや思いやりでプレゼントや寄付、他人の妨害を避ける。
❺ノイズや盗難、病気から身を守る。
❻自分は運が良く。いつか成功すると信じているのでブレない。
❹、❺、❻でお金、健康、時間、人間関係を維持する。
⇒ 結局は「5つの力」に帰結する。
リベシティの「宿題リスト」を進めていれば、十分である。
「お金に困らず自由に生きられる人を増やす」
この点から、お金持ちの”特徴”は参考になる。
あなたのザ・ゴール(最終的な目的地)は1億円貯めることだろうか?
元ネタを参照する目的で読むぐらいで良いかな…。
図書館で借りるのが良いだろう。🤔
蛇足
勤勉な部分は宗教観や信仰心が影響していることは、やっぱり興味深い。
"寓話・ことわざ・格言"といったものは、短い言葉の中に「ノウハウ」をいかに詰め込むかの"技術"だと感じる。
「人類」が繫栄していくために生み出された、誰かのお節介である。
「知恵のある者の家には尊き宝と膏(あぶら)とあり、愚かなる人はこれを吞みつくす。」旧約聖書「箴言」21章20節
まとめ
⇒ 誠実で自己コントロールを持つ人が、富を築く。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆