- 投稿日:2024/12/08
- 更新日:2025/10/07

はじめに
運転する親をもつ家族にとって、「高齢者の免許返納」は気になるところです。
私の両親は、自分たちで決断して2019年の春に車を手放し、1ヶ月後にそろって免許を返納しました。このとき父は74歳、母は70歳でした。
返納から6年半、両親を見ていろいろ学んだことや感じたことをまとめました。家族の免許返納が気になる方の参考になれば嬉しいです。
両親の体験~免許返納から現在まで
返納までの経緯:父の決断と母の戸惑い
最初に返納を決めたのは父でした。
父は数年前から手首を痛めており、運転をすでにやめていました。タクシー運転手だった父は、痛みと夜間運転の不安に耐えながら働いていましたが、年金だけで生活できるようになり「もう免許を返そう」と決断しました。
そして70歳になった母に、一緒に返納しようと提案しました。
提案された母は、その時点でほぼ毎日運転をしていました。昔から運転が大好きで外出も買い物も自由自在、私から見ても上手な運転でした。母は、最初は父の提案にかなり戸惑いましたが、増えつつあった「高齢者事故のニュース」を見聞きするうち、父の説得を受け入れたようでした。
先日、母はこう話していました。「今でも運転はしたいし、運転する夢も見るよ😊」。決断に後悔はないけれど、まだ寂しい気持ちはあるようです。

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