- 投稿日:2024/12/08
- 更新日:2025/01/02

落語いうもんはな、まず台本を作って、それを声に出してみて、さらに手直しをする
――つまり「書く→話す→直す」のPDCAっぽいサイクルを繰り返して仕上げていく芸やねん。
その中で、実際に声に出して話す行為があって、それを「口慣らし」と呼ぶんですわ。
ほな、口慣らしにはどんな意味があるんかの書いてみるわな。
その1:台本を覚えるため
まずは台本をしっかり覚えなあかんねん。当たり前のことやけど、
本番で台本を持って高座に上がるわけにはいかんからな。
覚える方法はいろいろあるんやけど、声に出して読むことがそのひとつなんですわ。
最初は台本を見ながらでもええけど、最終的にはソラで話せるようにならんとあかんねん。
その2:しゃべりを滑らかにするため
しゃべるにはリズムとテンポが重要なんですわ。
このリズムとテンポが、話し手と聞き手の間でうまく合わんかったら、
話が耳に入りにくくなるねん。
まずは自分の口を慣らして、滑らかにしゃべれるようにすることが大事なんやな。
そうすることで、聞き手にスムーズに内容が伝わるようになるんですわ。

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