• 投稿日:2024/12/09
  • 更新日:2025/09/29
子どもを野菜好きに!我が家の体験談

子どもを野菜好きに!我が家の体験談

リモネン🍋管理栄養士/子どもの食事

リモネン🍋管理栄養士/子どもの食事

この記事は約4分で読めます
要約
子どもが野菜を嫌がる原因と、管理栄養士の私が子育て中に意識てていた、野菜好きにするための具体的な方法を紹介しています。

「子どもが野菜を食べてくれない!」

 多くの親が抱える悩みではないでしょうか?

 野菜嫌いになる原因は、苦みや食感、見た目などさまざまです。しかし、野菜は成長に必要な栄養素がたっぷり含まれている大切な食品です。

 この記事では、管理栄養士の私が子育ての中で、我が子を野菜好きに育てるために実践してきた方法をご紹介します。

離乳食初期:いろいろな野菜に触れる

2.png まずは、いろいろな野菜の味を経験させることが大切です。

 ペーストにしやすい野菜なら何でも試しました!甘くて美味しい人参・さつまいも・じゃがいも・かぼちゃだけでなく、少し苦みのある小松菜・ほうれん草・大根・キャベツも与えていました。

 野菜一つ一つの味を覚えてもらうため他の食材と混ぜ合わせずに与えるようにしていました。

離乳食中期:食感の多様性を味わう

3.png 離乳食中期からは、食形態に変化をもたせました。

 同じ野菜でも、すべてをペーストにするのではなく、柔らかく茹でた根菜を軽く潰したり、葉野菜は細かく刻んだりして、いろいろな食感を子どもに楽しんでもらいました。

 この頃も、野菜一つ一つの食感を感じてほしいという思いから、他の食材と混ぜ合わせることはほとんどありませんでした。

 ただし、食べている途中でペースが落ちてきたと感じたときには、ご飯やタンパク質の食材と混ぜて、食材の組み合わせによる味の変化を伝えていました。

離乳食後期:自分で食べたい!を伸ばす

4.png 好奇心旺盛になる離乳食後期は、自分でできることは自分でしてもらうようにサポートしました。柔らかく茹でた野菜は自分で持って食べられるよう工夫しました。

 食べ残しがあっても「今は食べたくないんだな」と受け止め、翌日も同じものを食卓に出しました。親が「嫌いだからもう出さない」と決めつけてはいけません。子どもは食卓に出たものしか食べる機会がありません。親が「安全に食べられる食材」であることを伝える必要があります。

離乳食完了期〜:おやつの工夫

5.png おやつは、おにぎり・サンドイッチ・芋類・果物・ヨーグルトなど。甘さが控えめなものを中心に選びました。この時期におやつの甘さを毎日感じていると、砂糖に依存してしまい、野菜の苦味や酸っぱさをとても嫌に感じてしまいます。

 食事で御飯の量が少なかったらおにぎりを、野菜を食べていなかったら茹で野菜を、すべて完食していたら食事で提供していない果物やヨーグルトをというように、食事で食べきれなかった食材をおやつとして提供していました。

 夕食の準備中に「お腹すいた」と言った場合、おやつではなく、作りおきのおかずや夕食に使用するカット済みの野菜を与えていました。空腹のときが一番美味しく感じるからです。また、生の野菜と加熱して料理になったときの野菜の味や食感の違いを学ぶいい機会にもなります。

今でも続く野菜好き!

 現在小学生になった我が子は、食事準備中に生の野菜をつまみ食いしたり、食事後に野菜室を開けて「これ切って!」と人参を持ってきます。

 野菜を食べて欲しい理由は、健康のため以外にも楽しく食べることが一番大切だと感じます。

 長い人生の中で、ほんの少し「No」と反応されただけで、野菜料理を出さないのは、新しい味に出会うチャンスを奪っていると思います。「No」と言われてからがスタートです。変化に対して柔軟の子どもたちは、野菜を食べ長と伝え続けることで、いつかは食べてくれるはずです。大人たちも美味しく食べる姿を見せて上げてくださいね。


リモネンは他にも、献立や調理に関する記事を書いています。ぜひご覧ください。

https://library.libecity.com/creators/KkEOwKLFv4fwrrXWM4LXzmLJBX72

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この記事のレビュー(3
  • 会員ID:l149diO0
    会員ID:l149diO0
    2024/12/10

    記事ありがとうございます。 娘が生キャベツ食べないので、手伝ってもらって食べるか試してみたいと思います(#^.^#)

    リモネン🍋管理栄養士/子どもの食事

    投稿者

    2024/12/10

    ハコマロさん💖 早速のレビューありがとうございます🤗 キャベツを一枚一枚はがす→洗うお手伝いしてもらいましょう👍️

    リモネン🍋管理栄養士/子どもの食事

    投稿者

  • 会員ID:btThRPN0
    会員ID:btThRPN0
    2024/12/10

    リモネンさん、とても参考になる記事、ありがとうございました🙏我が家の子ども達はもう小3小6と大きくなってしまいましたが、離乳食のお子さんには絶対読んで欲しい記事だな〜と思いました。一度あるお野菜を拒否しても、食べ方や味付けによっては食べてくれるかもと思って、再度チャレンジしてみる価値はありますね。小3の息子がやや野菜嫌いなところがありますが、色々チャレンジしてみようと改めて思いました。

    リモネン🍋管理栄養士/子どもの食事

    投稿者

    2024/12/10

    べちぱーさん、レビューありがとうございます✨ 小学生になると一筋縄ではいかないと思いますが、試す価値はあります!家庭菜園で観察したり、調理を一緒にしても楽しそうですね👍️大人になるまでまだまだ時間はあるので克服できますよ😀!

    リモネン🍋管理栄養士/子どもの食事

    投稿者

  • 会員ID:XLB2QuYk
    会員ID:XLB2QuYk
    2024/12/09

    具体的で参考になる体験談、ありがとうございます!✨ 特に「野菜を出し続ける」という姿勢に共感しました。 親が粘り強く取り組むことで、子どもも自然と変わっていくんですね。 離乳食期からの工夫やおやつの活用方法など、すぐに実践できそうなポイントばかりで、野菜嫌いに悩む親御さんに役立つ内容だと思います。 この記事を読んで、親としての新たな気づきがありました!🙇

    リモネン🍋管理栄養士/子どもの食事

    投稿者

    2024/12/09

    初めまして🍋✨️ JUNさん、レビューありがとうございます! なにごとも1回で諦めたらもったい👀! 子どものうちは、食事の楽しい雰囲気や親の姿勢をみて成長するのでぜひ、試してみてください🤗

    リモネン🍋管理栄養士/子どもの食事

    投稿者