- 投稿日:2024/12/19
- 更新日:2025/10/06

一見、素直で真面目ないい子。でも、自らの意思を感じない。
金間大介著:『先生、どうか皆の前でほめないで下さい』では、大学生〜20代半ばまでの若者の特徴を「いい子症候群」と表現しています。
私はこの特徴は大学生以下にも当てはまると感じ、子どもたちにどのように向き合うべきか、ヒントを探すつもりで読みました!
特に印象に残った3点と、私が感じたことをカンタンにまとめます📖✨️
要点① 究極のしてもらい上手
若者は物事を自分で決められないと言うけれども、実は「決めてくれる誰か」「何かあったとき責任を取ってくれる誰か」を待っています。
大人は、何でもしてあげるのは良くないことだと薄々感じているにもかかわらず、つい手を貸してしまうものなのだ。
金間大輔著:『先生、どうか皆の前でほめないで下さい』より
この流れを変えるために、筆者は「大人のしてあげたい欲求」を封印する必要があると述べています。
私も賛成で、「判断を待つ」「見守る」ともどかしくはあるけれど、子どもの成長には欠かせないと感じています。
要点② 社会貢献の場を整えてほしい
自分に自信はないけれど社会貢献はしたい
金間大輔著:『先生、どうか皆の前でほめないで下さい』より
自分のことは親切だと考えていて「頼まれれればやる」。
自分らしさを発揮して人に感謝されたい。
若者にはこのような気持ちが隠れていると筆者は言います。
わがままに思えますが、同時にこの自信のなさはどうすれば無くせるのか?という気持ちになりました。
「子どもの自己肯定感を引き上げる」ことは私の人生のテーマです。
一発で全員に効く方法はない気がするので、一人ひとりとじっくり向き合い少しずつ育てていきたいです。
要点③ 人生は自分のもの
この本の大半は、若者との関係に悩む大人向けに書かれていますが、最後に若者へのメッセージがあります。
いい加減に夢から覚めなさい。
金間大輔著:『先生、どうか皆の前でほめないで下さい』より
本を通じて「若者の特徴は、世の中や大人の影響がある」と理解を示していた筆者が、最後に強く呼びかける言葉がとても印象的でした。
誰かが決めてくれた人生は「安定・安心」に思えるかもしれない。
しかしその人が善人かはわからない。あなたのことを心から思っている人でも、あなたにとって常にベストな道を提示するなんてできない。
大切なことは、何度も伝えることで若者・子どもたちに浸透していくはずです。
私も「自分の人生は自分のもの!」という背中を見せられるよう頑張ります。
若者心理が分からない時に
今回は、部下、学生、子どもとのギャップを感じて悩んでいる方にオススメの本を紹介しました!
若者の以下の傾向
・究極のしてもらい上手
・社会貢献の場を整えてほしい
については、大人が「してあげたい欲求」を抑える必要があります。
そして、自分の人生は自分で考え、選び、行動していこうと伝え続けることが大切です。
書籍名を押すとamazonページに飛びますが、アフィリエイトリンクではありません!内容を詳しく知りたい方はぜひ読んでみてください☺️
金間大介著:『先生、どうか皆の前でほめないで下さい』