- 投稿日:2024/12/21
- 更新日:2025/10/05

子育てのストレスで自律神経失調症に
上の子がのんびり【のび太タイプ】(私はせっかち)、下の子がマルチアレルギー。転勤族、実家遠い。
上の子が幼稚園に入園してから、子育てがとてもしんどくなりました。
まわりの子と比べる機会が増え、
「あれ、この子周りからワンテンポずれてない?」
と心配になることが多かったからです。
古いパソコン(動きが鈍い・複数指示が通らない)に、何度も『Enter』キーを押しているような感じでした。
家に帰れば、一人でバタバタと寝かしつけまでノンストップ。
下の子はマルチアレルギーなので外食とかお弁当を買ってくるという手抜きはできない。
時間に追われて、日々一人で子どもたちに怒ってばかりの日々でした。
「子育てのアドバイスよりも、とにかくイライラおさえる薬が欲しいです」
子どもの発育に悩んで発達センターに通うようになりました。
そこで、先生に言ったのが、上記の言葉です。
とにかく毎日毎日イライラしてしんどかった。
小学校に上がると、宿題をやるやらないのバトルも加わりもっとつらくなりました。
とうとう、体に不調が出るようになりました。
自立神経失調症に
胃の不調、体の痛みが始まりました。病院に行っても原因は不明。
交感神経が活発になっている、副交感神経がうまく働いていないせいだと言われました。
「とにかくストレス解消が大事」
どこの病院でも同じことを言われますが、子育てのストレスから逃げられるはずもありません。
「息子君のこの基本的な性格(マイペースでだらしのない所)は大きくなっても変わらないです」
と発達センターの先生に言われ、絶望しました。
「将来、ちゃんと高校いけるの?大学行けるの?結婚できるの?」
先々の事を考えて不安がふくらみました。
そして、いろんな本を読むように。
子育てのハウツー本や心理学の本、仏教、マインドフルネス。
そこで私が感銘を受けた二つの考えを紹介します。
「心配事の9割はおこらない」 枡野俊明
僧侶であり、庭園デザイナーでもある方の本です。
子どものことを悩みだすときりがありません。
受験大丈夫?友達とうまくやれる?
子どもの事に限らず、私はまだ起こってもいないことをあれこれ心配して考えるくせがあります。
ですが、子どもは日々成長します。
同じところに留まっていません。
今の子どもの状態を見て将来に不安を覚えるのは無駄だと思いました。
未来は誰にもわからない。
理想の未来にむけて逆算して考える イ・ミンギュ
「後回しにしない技術」イ・ミンギュ著より
目的を達成するためにはスケジュールを立て、今できることは何かを考えます。これ自体よく聞く話ですが、この本ではそれを人間関係にも応用できるとありました。
あなたは、将来子どもたちとどのような関係性を築きたいですか?
「節目節目に会いに来てくれて、一緒に和やかな時間を過ごす。
お互いが困っていたら助け合える関係」
私が考える理想の未来です。
ですが、
何かにつけてがみがみ口うるさい
相談してもすぐに否定される
押しつけがましい
そんな親子関係を続ける先に素敵な未来は待っているのでしょうか?
理想の未来像をかなえたければ、「今」どんな言葉を相手にかけるべきなのかが変わってきます。
成長したわが子たち
息子は高3,娘は中2になりました。
高3息子はあいかわらずマイペースでだらしがなく、昔先生に言われた通り基本的な性格は変わりませんでした。(何度言っても弁当箱がでてきません)コツコツ勉強するのが苦手です。
ですが、精神面でずいぶん成長しました。近所の人に「挨拶ができて、親切だね」と褒めていただくことが多いです。
娘のアレルギーも治ってはいませんが、少し食べて「これはやめておく」と自分で判断できるようになりました。
小さなころ、ロシアンルーレットのようにハラハラしながらご飯をあげていた時は本当にしんどかったです。
また、娘は料理を進んでするようになりました。
私一人でアレルギーを抱え込まなくてよくなってきたのです。
子どもを何とかして変えようとするより自分がかわる
結局、自分が生んだとはいえ、全く別人格の人間なのだと思いました。
ある日、
「こんにちは~」
と我が家にやってきて、我が家のルールガン無視で居候するようになった人間。文化の違う外国人とルームシェアをしているような気がします。
相手が外国人なら
「まあ、文化ちがうしね」
と少しは納得できる。
子育てゴールまであと少し。
大変だけれど、試行錯誤して頑張ってきた日々は私を大きく成長させてくれたと思います。
いま、先が見えなくて毎日しんどい思いをされてる方。
「がんばって」とは気軽には言えません。
ですが、同じ気持ちでしんどい日々をすごしてきた母親がここにもいるよと伝えたくてこの記事をかきました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。