- 投稿日:2024/12/29
- 更新日:2024/12/30

落語は、一に落ち、二に語り、三に仕草と言われる芸や。 仕草は単なる補足ではなく、言葉を超えて噺の世界を補完する力を持っとるんや。 今回は、そんな「仕草」の力と、落語での活かし方について書いてみたいと思うわ。
仕草の役割:言葉を超える力
落語の稽古では、目線、言い方、仕草といった実践的な要素が指導の中心になる時期がある。 中でも「仕草」の指導は、お客さんの頭の中に描かれる情景の解像度を上げる重要な役割を果たすんや。
仕草が生む解像度の違いたとえば、先日の稽古で「腕をまくる仕草」の指導が行われていたんやけど、その仕草ひとつで噺の印象がガラッと変わった。
🎈仕草なしの場合: セリフだけでも内容は伝わるけど、登場人物の性格や情景がぼんやりしてしまう。
🎈仕草ありの場合: 腕をまくる仕草が加わると、登場人物の性格や風貌が目に見えるようになり、情景までもがありありと浮かび上がる。
この「仕草」が噺の臨場感を生み出し、聴き手を物語の世界に引き込む鍵になるんやな。

続きは、リベシティにログインしてからお読みください