- 投稿日:2025/01/12
- 更新日:2025/10/11
こんにちは、ざわと申します。
皆さん、家計管理は進んでいますか?
家計管理を行う上で固定費の削減は最も重要な項目の一つですが、中でも水道光熱費は多くの割合を占めていることや、昨今の物価上昇により大幅な値上げが進んでおり、可能であれば下げたいところです。
その中でも、水道費や電気代は多くの場合選択肢が少なく、下げる余地があまり無いと思います。一方、プロパンガスをご使用の方(特に賃貸の方)は、知らない間にかなりぼったくられている可能性があるので、削減の余地有りです。
ただ、賃貸の場合はプロパンガス業者を指定されていることが多く、安い業者への乗り換えは現実的に困難なことが多いです。そこで、業者への値下げ交渉を行ってみた結果、無事に値下げに成功しました!
ただし、筆者の場合、「じゃあ来月から◯◯円値下げね〜」というほど単純ではなく、ある手続きを行うことで値下げすることができました。本記事ではその値下げの方法について解説します。
結論
筆者のプロパンガス代の値下げ方法は以下の通りでした。
・まずガス業者にメールで値下げ交渉
↓
・業者から、「ガス料金の支払い方法を『管理会社の収納代行』に変更すること」を提案される
↓
・支払い方法変更の手続きを行い、年間約25,000円のガス代削減に成功!
経緯
宿題リストの「貯める力」を進めていく中で、
・プロパンガスは業者が自由に料金を決められるため、ぼったくられやすい
・賃貸の場合、業者の乗り換えは難しく、値下げ交渉するくらいしか安くする方法はない
ということを知りました。
そこで、以下のように値下げ交渉を進めました。
①相場との比較
まず、現状のガス料金と相場料金の比較を行いました。
自宅(賃貸アパート)のガス料金テーブルは以下の通りでした。

次に相場を確認します。
出典:https://www.enecho.meti.go.jp/statistics/petroleum_and_lpgas/pl008/2408_zenkoku.pdf
自宅と所在地(千葉)の相場を10m3使用時の価格(税込)で比較すると以下の通りでした。
ーーーーーーーーーーーーー
自宅…9790円
千葉の相場価格…8351円
ーーーーーーーーーーーーー
約15%ほど相場より高く、値下げの余地ありと考えました。
そこで、宿題リスト中の学長マガジンでも紹介されていた以下のノウハウ図書館の記事を参考に、ガス業者に値下げ交渉のメールを送ってみました。
【メールテンプレあり】賃貸プロパンガス料金を20%OFFにした具体的な方法
ちなみに相場の調べ方ですが、資源エネルギー庁の公表データ(LPガス価格調査)を参考にしました。国の調査結果ということで業者に対する説得力が大きいと思います。
「プロパンガス料金消費者協会」等の団体が公表している適正価格はさらに安いですが、実態とかなり乖離している印象があり、業者への交渉の材料としては不十分なのではないかと個人的には思います。ただ、業者によっては参考にしてくれるかもしれないので、一度使ってみるのもありかもしれません。
②業者への交渉メール
値下げ交渉のメールを送った後のやり取りの概要は以下の通りです。
業者👷:「一度電話でお話しさせてください」
筆者🙋:「忙しいのでメールでお願いします」
業者👷:「情報漏洩の恐れがあるので電話で対応させてください」
筆者🙋:「忙しいので(略)」
上記の記事に書いてあった通り、電話や直接会っての交渉はこちら側に不利になる可能性が高かったので、あくまでメールでのやり取りを希望し続けました。
その中で、上記の資源エネルギー庁公表データ(値下げ要望の根拠)を交えつつ、あくまで末長くお付き合いしたい、ただ今の料金だと物価高の影響もありかなり苦しいということを切実に記しました。
すると、以下のような返信が。
業者👷:「ご提案差し上げたい内容がございますので、一度電話でお話しさせていただけないでしょうか」
この時点で値下げの可能性大と判断して、業者と電話することにしました。
歓喜する筆者(イメージ)
③業者からの提案
業者と電話を行い、以下のような提案を受けました。
業者👷:「ガス料金の支払い方法を『管理会社の収納代行』に変更すると、基本料金と従量料金が今よりも安くなります」
支払い方法によって料金が変わるということを、この時初めて知りました。
収納代行に変えることで安くなる仕組みですが、業者の言い分を要約すると
👷「管理会社経由にすることで取りっぱぐれる可能性が低くなるから」
ということでした。安くする代わりに回収可能性が上がるので、一応業者的にもメリットがあるということですね。それなら最初から安い方の支払い方法を案内してくれ、という感じもしますが…
(ここからは個人的な推測ですが、ただ値下げ交渉に応じて値下げするだけ、というのが業者の方針的に難しく、支払い方法別で料金に差をつけておき、値下げ交渉されたら安い方を案内する(なるべくぼったくr…もとい、稼ぎたいので、問い合わせがない限り積極的には案内しない)ということをやっているのではないかと思いました)

④手続き
管理会社に連絡し、収納代行の手続き書類を請求し手続きを行いました。手続き内容としては、届いた書類に必要事項を記入し返送するだけでほとんど手間はかかりませんでした。
ただ、実際に反映されるまでが3ヶ月としばらく時間かかるため、気長に待ちます…
⑤結果
手続きから約3ヶ月後に料金に反映され、明細を見て実際に安くなったことを確認しました。
ーーー値引き前の料金テーブルーーー
⇩
ーーー値引き後の料金テーブルーーー

基本料金は5% OFF、従量料金(〜20m3)は約24% OFFと安くなったことが分かります。
年間の使用量で計算すると、年間約25,000円の削減効果がありました。これは大きいですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
値下げ交渉だけで、何も手続きなくすんなり値下げされるのが理想ではありますが、筆者の利用している業者のように支払い方法を変えれば料金が安くなる、というパターンもあるということが分かりました。他の業者での値下げ交渉に難航している方は、交渉の材料の一つとして活用できるかもしれません。
プロパンガスの値下げは意外と上手くいっている人も多いので、まだ値下げ交渉したことないという方は勇気を出して値下げ交渉メールを送ってみてはいかがでしょうか。
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ここまでお読みいただきありがとうございました。