- 投稿日:2025/01/09

高血圧の方にとって、自宅で測る脈拍数が健康リスクを予測する重要な指標になることがわかりました.
帝京大学の研究*で、家庭脈拍数が66bpm(beats per minute)以上の場合、全死亡リスクが2倍以上に高まることが示されたのです.
*参考文献📖 Kimura T, et al. J Am Heart Assoc. 2024;13:e037292.
これは家庭での健康管理の重要性を改めて示す発見と言えるでしょう.
1. 高血圧と脈拍数の関連性とは?
高血圧は心臓や血管に負担をかける病気として知られています.
特に脈拍数(心拍数)が高い場合、心臓に余分な負担がかかり、心疾患や死亡リスクが高まる可能性が示唆されています😯
これまで診察室で測定する脈拍数が主に注目されてきましたが、今回の研究では「家庭での脈拍数」が注目されました.
2. 研究の概要
帝京大学の大久保孝義らの研究グループは、「HOMED-BP試験」と呼ばれる日本の高血圧患者を対象とした大規模研究のデータを分析しました.

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