- 投稿日:2025/02/10
- 更新日:2025/10/01

1. 悩みを抱えるお母さんたちへ
小学校高学年にもなると、だんだん
「ん?何?今の言い方」なんてことも出てくるかもしれません。
思春期のお子さんを抱え、どうしたらいいかなと悩む方も少なくないと思います。
いつ終わるか分からない反抗期。
わが家の体験談を読んで、参考になれば本当に嬉しいです。
すこしでも、穏やかに乗りきりたいですね😆
予想以上の反抗期やってきた!
うちの長男は23歳。
約10年前、長男が小学校6年生の時にわが家は夫が家を出ていってしまいました。
完璧なワンオペ子育て😅
長男が中学生になって始まった反抗期。
父親がいなくなったことで、いろんな感情が爆発。
当時は、息子の言葉や態度が辛くてどうしていいかわからず途方に暮れていました。
と、同時に息子に寂しい思いをさせていることを痛感して、自分を責める日々が続きました。
2. 反抗期と向き合う日々
4人の子どもたちとの生活。
今までも夫が仕事で不在のことはあったのですが、「全く帰ってこない」状況とは訳が違いました。
自分を責めた日々
初めは
「私ががんばればいい」
「夫の代わりも私がする。子どもたち、まるごと全部受け止める!」
なんて考えていましたが、全然できませんでした。
息子は中学校に行かなくなり、昼夜逆転の生活。ご飯は好きなものしか食べなくなり、炭酸飲料のペットボトルが部屋に散乱。
朝起きたらリビングにビリビリに破られた本や紙屑。
言い合ってしまい、生たまごが飛んできたこともありました💦
リビングと畳の部屋のふすまは、今はありません。バキバキになってしまったので、処分。風通しよくなっています😅
あげたらキリがないくらいです。
父親の存在が息子たちにとって、とても大きかったことを思い知らさました。
「子どもを幸せにできないのなら産むなよ」「オレと縁を切れ」という言葉は今でも頭から離れません。
わが子にこんなこと言われると、さすがにグサグサ突き刺さりました。
「なんでうちには父ちゃんがおらんのや」とぶつけてくる息子。
運動会に見に来た父に「なんで来るんや」と拒絶。
本当は一緒にいたいのに寂しい気持ちと裏腹な言葉。
どう向き合ったらいいのか…、悩みました。
下の子たちへのフォロー
下の妹弟たちは兄の言動に怖がり、涙を浮かべて抱きついてきた妹。
「兄ちゃんは怖い」そう感じてしまうのも無理がない暴言や暴れっぷり。
「ほんまは兄ちゃんは優しいんやで」
「反抗期になるとホルモンのせいでむしゃくしゃしてしまうんさな」
っていうことを言い聞かせていました。
兄ちゃんが悪いんじゃなくて、ホルモンのせいだよ!
3.どうやって乗りきった?
気心知れたママ友
私は精神的に参ってしまい、食事が喉を通らず体調を崩してしまいました。
それでも、子どもたちにはご飯を作ったり、洗濯など生活は毎日やること盛りだくさん。
夫が出て行ったなんて、あんまり知られたくない。って思っていたけど、1人で全てをやりくりするには限界を超えていました。
頼らなくちゃ倒れてしまう。やっていけない。
幸いにも、4人の子育てを通してたくさんのママさんと繋がりがありました。私は気心の知れたママさんに「実はうちこんな状態で」と、事情を打ち明けました。
友だちは、子どもを預かってくれたり、私の話も親身になって聞いてくれたりしました。
スクールカウンセラーの言葉
スクールカウンセラーの方からアドバイスされたことで印象に残っている言葉があります。
「息子さんは『お母さんにしかぶつけるところがないんですね。お母さんなら何を言っても裏切られないって信じてるんですよ」
そして、暴言で責め立ててくることを伝えると
「同じ土俵にあがって言い返すと、ここぞとばかりに更に激しくなるでしょ。カチンと来てもいいことないから、そんな言葉はすーっと流すのよ。
ツラい時は距離を置いて。ちょっと買い物とか下の子連れてお散歩したりして、気晴らししなさい。
言葉をかわすのが難しい時期には、
布団を干してほかほかにしておいたり、子どもの好きなご飯を作ったり。
直接関わらなくても、愛情を感じられることあるんだから。
どんな時も味方でいてくれた母親
夜になると、息子がリビングから暴れる音が響いてきたり、ドアをドンドン叩く音。
母が泊まりに来てくれた時
「あの子は小さい時から優しい子。何年後か、もしかしたら何十年かかるか分からんけど、きっとあんたの気持ち分かってくれるわ」
母は、小さい頃から長男を可愛がってくれていました。
母のその言葉を何回も聞いて
「今が一番大変。いつか前みたいに穏やかに暮らせる」と自分自身にも何回も言い聞かせてました。
毎週末通ってくれた母。
「もう一回子育てやわ」と笑って、私を安心させてくれた。
偉大な母を感じずにはいられませんでした。
どれほど心強かったか。お母さんってスゴイ。
小6の時の息子の言葉
反抗期は凄まじかった息子ですが、小学6年生の時、野球に送っていく車の中で、こんな言葉をかけられました。
『もしさ、ぼくが反抗期になって、かあのこと嫌いや!って言ったとしても、本当は好きやでな』」と言う言葉。
2人で「そんなことあるかな~?」なんて笑ってしゃべっていました。
そんな何気ない会話。笑って聞いていたこの言葉が、何年も私の支えになるなんて、思いもよらなかったのですが。
3. 息子を支えたもの
長男は、学校へ行かず1人で壁にボールを投げ続けていたり、部屋に引きこもっていました。
日中1人で過ごす。
夕飯は時間をずらして1人で食べる。家をふらっと出て数時間帰ってこないことも。
夜暗い中どこにるのか分からず。当時の担任の先生は探してくれたり、長男と話をしてくれたことも何回もありました。
息子にとっては小さい頃からやっていた「野球」が支えになっていました。恩師や友達の存在が、息子に希望を与えたか。
野球部の顧問の先生は厳しくも「待ってるぞ」と息子に言葉をかけ続けてくれてました。
同級生も息子に会いにきてくれました。周りが「待ってる。戻ってこい」と息子の居場所を作ってくれていました。
おかげで数ヶ月で学校に戻れて、部活にも行くようになりました。
大好きな野球ができて、仲間と共に戦った最後の大会。溌剌とプレーする姿を見て感動しかありませんでした。
試合後に、他のママさん親子たちは記念写真を撮っていました。
息子は私と写真を撮ることを拒否。そんな息子にママ友が「写撮りな、おいで」と声をかけてくれてました。私との貴重なツーショット。
子どももまた、周囲の助けや言葉のおかげで、前に進む力を得ることができたのだと感じました。
4. 助けを求めてもいい
辛い時期をどう乗り越えるか?
「1人で抱え込まないで」
「助けを求めることは弱さではない」
ということを伝えたいです。
思春期の子育てって
暗闇の中を手探りで進むような気持ちになることもあります。私たち親にとっても悩む時期ではありますが、子どもにとっても葛藤の時期だったりします。
勉強や友だち関係も気を遣ったり。「これでいいのか?」など悩んでいることも少なくないはずです。
最後に
子育てで悩んだこともたくさんありましたが、子どもと一緒に過ごせたのがとても楽しい、幸せだなと感じたことも事実。
実は、今も私と長男の関係はそんなに良好とはいえません。でも息子が元気でいてくれるのが本当にありがたいと思います。
子どもたちも親には素直になれなかったりします。
長男との関係がもう少しほぐれたら、私は言ってやりたい。
「スゴイ反抗期やったな~」
いろいろ笑って話せる時が来たらいいなー🎵
この記事が少しでも思春期子育てて悩んでいる方の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。