- 投稿日:2025/02/04
- 更新日:2025/11/20
皆さんは、ご自宅で以下のような経験をしたことがありますか?
・クローゼットを開けると最近着ない服が目に入る
・キッチン周りが使わない調理器具でゴチャついている
・テーブルの上には常に何か置いてある
・本棚には読まない本がずらりと並んでいる
恐らく、多くのご家庭で見られる光景だと思います。
かつての我が家は、漏れなく当てはまっていました。
そこから、ごっそり断捨離して、現在の我が家がコレです⬇︎
「ものを減らしたい」「スッキリ暮らしたい」とお悩みの方へ。
ミニマリストになった私が、どのようにして私物を1/3に減らし、
快適な生活を手に入れたのか、その方法を詳しくご紹介します。
ミニマリストになったきっかけ
きっかけは、コロナ禍で仕事が激務になり、家事がイヤになったこと。
特に掃除が嫌いで、「やりたくない!」という自分の我儘を受け入れようと決め、どうすればやらずに済むのか、負担が減るのかを考えました。
【ズボラな人でも掃除ができる部屋】を目指して、整理収納系の本を読んでは試してみたものの、収納グッズを買い込み、敢えなく失敗…
さらに模索していたところ、ミニマリズムという考え方に出会いました。
ミニマリズムの実践
ミニマリズムの考え方を参考に、私は以下の7つを実践しました⬇︎
続けていくと、部屋はどんどんスッキリとし、心も軽くなっていきました。
ものを手放すことで感じたメリットは、以下の9つです⬇︎
特に、心の変化は大きかったです。
ものに縛られていた気持ちが解放され、自分と向き合う時間が増えました。
内省することで自分の価値観に気付くことができ、お金や時間の無駄遣いが減って、余裕を持って過ごせるようになりました。
私物を1/3に減らす考え方
壊れているもの・使い勝手が悪いものなど、「ほぼ使わないもの」を手放していくと、私物は2/3になりました。
順調だった断捨離にブレーキをかけたのが、「時々使うもの」や「いつか使うもの」。
このような微妙なものが、実は1番厄介です。
これらを断捨離しようとすると、「まだ使えるのに…」「いつか使うかも…」といった不安が過ぎるようになりました⬇︎
「ものを手放すことに対する不安」と「ものを持つことによる安心感」のバランスは人それぞれです。
自分の価値観が明確であれば、さほど悩まないのかもしれませんが、当時の私は悶々としていました。
「ものを手放すための基準」が欲しかった私は、【マズローの欲求階層説】に目をつけました。
マズローは、人間の欲求を5段階のピラミッド構造で説明した心理学者です⬇︎
マズローの理論を「ものの選別」に用いることで、「自分の心を満たしつつ、ものを減らすことができる」と考えました。
実際に活用した例をいくつかご紹介します⬇︎
・生理的欲求:食事・睡眠など、生活に欠かせないもの
パジャマは快適に眠るためのアイテムだから残そう。
・安全の欲求:住居、お金、健康などに関わるもの
防災関連のものは、多めにストックしておこう。
・社会的欲求:人との交流を支えるもの
思い出の品は、見て気分が上がるものだけ残そうかな。
・承認の欲求:他人からの評価や認識を求めて所有しているもの
財布はブランド物じゃなくてもいいな。
・自己実現の欲求:自分の能力を最大限に発揮できる環境
副業の本、読んでないから人に譲ろう。
今は本業に力を入れて、家計管理を頑張ろう。
5つの欲求を意識して、「時々使うもの」や「いつか使うもの」を吟味していくうちに、手放しても後悔しないものが分かってきました。
結果的に、快適さや心の豊かさを損なうことなく、私物を1/3に減らすことができました。
【追記】
「マズローって、なんだか難しそう…」と感じている方も多いはず。
そんな時は、AI(perplexity、Geminiなど)に相談してみましょう。
「〇〇を手放しても良いか迷っています。マズローの欲求階層説のどの段階に当てはまるでしょうか?」と尋ねてみてください。
あなたのモヤモヤした気持ちを、AIが言語化してくれます。
思考を整理したり、新たな視点が得られたりするので、オススメです。
ものを減らすと不便?
「ものを減らしたら、生活が不便になるんじゃない?」と不安を感じる方もおられるでしょう。
私は、「多くの方が、今あるものの半分で生活できる」と考えています。
理由は以下の2つ⬇︎
①日常的に使うものは、200個くらいしかないから
一般的に「成人1人が所有するものの数は約1000〜1500個」、その中でも日常的に使うものは約200個と言われています。
実際、私の持ち物(日常的に使うもの+個人的なもの)は約270個、1日に使うものの数は約170個でした。
持ち物の数を公表しているミニマリストも、多くの方々が200個以下のもので生活しています。
②よく使う2割のもので、ある程度の生活はできるから
【パレートの法則】をご存知でしょうか?
「全体の結果の約80%は、構成する要素の約20%から生み出される」という法則です。
つまり、生活の質の8割は、所有するものの2割から得られる可能性が高いということです。
よく使う2割のものに焦点を当てることで、残り8割のものに振り回されることなく、シンプルに生活することができます。
最近はレンタルサービスが充実しているので、時々使うものは「所有」ではなく「借りる」ことを検討しても良いかもしれません。
本当に必要なものだけを「所有」することで、ものの管理にかかる時間・お金・労力を削減することができます。
ぜひ一度、「家(部屋)にあるもの」「毎日触れるもの」の数を数えてみてください。
きっと、日頃使わないものの多さに驚くはずです。
断捨離で人生が変わった
断捨離を通じて、私の人生は好転しました。
当初目標としていた【ズボラな人でも掃除ができる部屋】を手に入れ、掃除をはじめ家事全般に費やす時間と労力を大幅に削減できました。
その結果、心・時間・お金にゆとりが生まれ、今では充実した日々を過ごすことができています。
「ミニマリスト」と名乗るようになった今も、定期的に持ち物を点検しています。
なぜなら、自分や家族のライフステージ、そして社会は常に変化し続けているからです。
暮らしの優先順位や価値観が変化していく中で、「一度で完璧に」という考え方は現実的ではありません。
大切なのは、変化に気づき、その時々で最適な暮らしを見つけることです。
皆さんも一度、ご自身の身の回りを見渡してみてください。
本当に必要なものと、そうでないものを見極めることで、きっと新しい発見があるはずです。
断捨離は、単に物を減らすことではありません。
自分自身と向き合い、より豊かな生活を送るための第一歩なのです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
【追伸】
減らすのが苦手な方は、「増やさない」ことから始めてみてください⬇︎
https://library.libecity.com/articles/01JEZB0WYQZPWQE6K96HYRRBJ5