- 投稿日:2025/01/16
- 更新日:2025/09/29

中3男子のやる気スイッチが入った理由:
自信を取り戻した瞬間
1. 変化の兆し:中学入学後の変化
中学入学後、息子の様子は少しずつ変わりました。
大好きだったサッカーへの熱意は徐々に薄れ、スマホに夢中になり、成績も下降。
これは多くの思春期の子どもに見られる変化だと思います。
息子の場合はジワジワとゆっくり変化していきました。
2. 親の葛藤と行動
私は、息子の将来を案じ、様々な声かけを試みました。
しかし、なかなか効果は現れませんでした。
「わかってるよ〜。やる気が迎えにきてくれたらな〜。」と言うばかり。
特に、内申点の重要性や受験の迫り来る現実を伝えることは、息子には響かなかったようです。
3. 意外なきっかけ
転機となったのは12月初旬、息子が机の片付けをする時に見つけた小学生時代の大量のテストでした。
高得点のテストを見て、息子は「自分はこんなにできていたんだ」と、つぶやきました。
4. 行動の変化と親の気づき
「自分はできないと思っていた。でも違った。」
自信を取り戻した息子は、自ら机に向かい、
勉強と向き合うようになりました。
3年生の12月、この時期からはもう遅いかと思いますが、これから長い人生においてこの変化は、とても重要なことだと思いました。
この出来事は私にとって大きな驚きであり、同時に考えさせられる出来事でした。
5. コミュニケーションと自己肯定感
これまで、私は息子と積極的にコミュニケーションを取ってきました。
たわいもない話から少し真剣な話まで、様々な形で接してきました。
過干渉には気をつけて・・・話しかけられた時には手を置いて聞く態勢を心がけていました。
その結果、少しずつ息子と信頼関係も結べていけたと思っていましたが…
息子がなぜやる気が起きないのか気づく事はできませんでした。
私の中で息子は「物覚えが早く、要領が良い」という概念を頭から離すことができず、「行動をおこさない理由」の本質を見抜くことができていなかったからです。
今回の出来事をきっかけに、
「子供は、思っていた以上に自己評価が低かった」ということに気がつきました。
息子は、成績が下がるにつれて、自分の能力を過小評価していたのです。
まとめ:自信を取り戻すことの大切さ
今回の事から、子どもがやる気を出すためには、自信を取り戻すことがいかに大切かということがわかりました。
本当に・・・しみじみと感じました。
そして下記のことを調べました。
自信を失う原因: 学業の成績低下、周囲との比較、失敗体験など
自信を取り戻す方法: 成功体験、周囲からの肯定的な評価、自己肯定感を高める活動など。
親の役割: 子どもが自信を取り戻せるような環境を整え、サポートすることが重要。
親としてできること
子どもの小さな成功体験を積み重ねる: 簡単なことから始め、少しずつ達成感を味わえるような機会を設けます。
子どもの努力を認め、褒める: 行動だけでなく、その意図や努力を具体的に褒めることで、子どもは自信を持つことができます。
子どもの話をじっくり聞き、共感する: 子どもが抱えている不安や悩みを理解し、共感することで、心の安定につながります。
子どもの自主性を尊重する: 過度に干渉せず、子どもが自分で考え、行動できるよう、機会を与えることが大切です。
小学5年生あたりから特に意識して取り組んでいたつもりでしたが、肝心のやる気がでない「本質」に目を向けていませんでした。
息子の場合は「徐々に削ぎ落とされていった自己肯定感」でした。
最後に
今回の出来事は、私にとっても、息子にとっても、貴重な経験となりました。
「やる気スイッチ」の位置は人それぞれ。
ですが、このお話が皆さまに少しでもお役に立てれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。