- 投稿日:2025/01/25
- 更新日:2025/01/25

私の両親は目が見えない
「目が見えない」は状態によって分けられ
弱視(矯正視力が0.04以上0.3未満)
強度弱視(矯正視力が0.02以上0.04未満)
盲(矯正視力が0.02未満)
全盲(光を感じない)
などに区分される
父は幼少期の病気により
母は先天性の病気により
成長とともに見える世界を失った
母との目の記憶
母と手をつなぎバスに乗り、スーパーに行き、食材を買った
母は目が見えないが料理をする
手で食材の温度を感じ取り、耳で油の弾ける音を聞き取り、器用に料理をする
父との目の記憶
父にうっすらと視力があった私の幼少期、父がこぐ赤い自転車に二人乗りした
父は目が見えないがどこにでも行く
バス、タクシー、電車を乗り継ぎ、数十キロ先の勤務先に行く
両親が与えてくれた私の目
私は眼科にかかったことがない
眼鏡やコンタクトレンズをつけることもない
何度も思った
自分の視力の0.1でもいいから両親にあげたい
お金で治せるのであればどれだけかかってもいいから治してあげたい
青い空、白い雲、緑の木々を見せてあげたい
大人になった自分の顔を見てほしい

続きは、リベシティにログインしてからお読みください