- 投稿日:2025/03/16
- 更新日:2025/11/03
きっかけ
私は大学時代、先生の紹介で「親と一緒に住むことができない子どもが暮らす施設」で、勉強を教えるボランティアをしていました。主に中学生に勉強を教えていましたが、小学生も一緒に生活していたため、一緒に遊んだり、職員の方が作ってくださった夕食をいただいたりすることもありました。
特に思い出深いメニューは、ご飯にかけたシチューです。男性の職員の方が作ってくださったと記憶していますが、頻繁に食べていたことを覚えており、とても美味しかった思い出があります。
いつか経済的自由を手に入れたら、お世話になった施設に何らかの形で恩返しをしたいと考えています。まだ実現には至っていませんが、何か良い方法があれば、ぜひご意見をいただけると嬉しいです。金銭的な支援か、時間を提供する形か、何が最適か考えています。
忘れられない出来事
中学生の男の子から、あるお願いをされました。
「自分には父親がいない。だから週に一度会うとき、ぎゅっと抱きしめてもいい?」
私は一週間考えた末、「嬉しいけど、ハグはちょっとできないよ。ごめんね」と伝えました。
今振り返ってみて、あの回答で本当によかったのか?と考えてしまいます。真剣に向き合うと難問が次々に訪れるため、自分に芯を通すことが重要だと感じています。
講演会講師紹介
「まゆみ先生」の名で親しまれた元小学校教師(現在:有限会社クロフネカンパニー専属講師)。
「国は人がつくる。人は教魂がつくる」という信念のもと、子どもたちに様々な授業や取り組みを行ってきた熱血教師。
※「教魂」とは、教え導く者の魂のこと。これは教師に限らず、父、母、すべての人に当てはまる。
授業や取り組みは教室内にとどまらず、学校外の時間や場所にも及ぶ。そのため、生徒たちからの信頼は厚く、「香葉村学級」と呼ばれるほど。クラス替え後も、卒業後もそのつながりは強く保たれている。
2008年に転機が訪れる。三重県で行われた「第一回先生見本市」(現在の「あこがれ先生プロジェクト」)で講師を務めた際、その話が多くの人々に感動を与え、全国から講演依頼を受けるようになった。
彼女の講演は教育の原点に立ち返る内容であり、教師だけでなく、保護者や経営者、管理職の方々にも支持され、瞬く間に広まった。小学校に勤務しながら公休日を利用して全国各地で講演を行うようになり、その数は次第に増加。
2017年には公休日のほとんどを講演活動に費やすようになり、2018年3月に退職。「自分にしかできないことを」と考え、有限会社クロフネカンパニーの専属講師として講演活動を行う傍ら、教育機関のコンサルティングや子どもたちの未来を創る団体への支援を続けている。
現在までに行った講演は500回を超え、5万人に感動を届けている。彼女の活動は多くのメディアでも取り上げられ、雑誌「メッセンジャー」「月刊誌致知」「みやざき中央新聞」「道」「しちだ・教育研究所・子育ては夢育て」などに掲載された。
また、陶彩画家・絵本作家の草場一壽氏によるドキュメンタリー映画「いのちのまつり・地球が教室」に出演し、彼女の「いのちの授業」は多くの人々の涙を誘った。
2017年8月には著書『子どもたちの光るこえ』(センジュ出版)を刊行。
本の要約
『子どもたちの光るこえ』は、教室で実際に起こった子どもたちの物語を描いた一冊。
学校一の問題児と言われた男の子の涙
声を出せなくなった孫娘をかばったおばあちゃん
卒業後に自ら命を絶った女の子が遺したメッセージ
家族から暴力を受けた男の子のついた嘘
交通事故で父親を亡くした男の子の願い
生徒から「先生のクラスの生徒でよかった」と言われ、教師から「先生のクラスの生徒になりたい」と言われる福岡の名物教師による初書籍。
メッセージ
先生からこどもたちへのメッセージは以下となります。
『大好きな子どもたちへ
いつかあななたちが大きくなったとき
先生の名前なんて忘れてもかまわない
だけど
どこかで人生の壁にぶつかったとき
みんなで毎日取り組んだ
「朝礼」を思い出してほしい
「ぼくはできる」「私はできる」と
大きなこえで叫んだことを
どうか思い出してほしい
先生はあなたたちが大好きです
あなたたちの夢が大好きです
夢を語っているときの
あなたたちの顔が大好きです
毎日の「朝礼」は
先生からのプレゼントです
「夢をかなえたい!」と思った自分を信じて
大きく大きくなっていくんだよ
「絶対できる」
先生はこれからもずっとずっと
あなたたちのことを信じています
いつも「先生!」「先生!」と話しかけてくれてありがとう
愛してくれてありがとう
あなたたちの笑顔を守っていくことが
先生の役割です
先生と出逢ってくれてありがとう
本当に本当に
ありがとう
香葉村 真由美』
私は、先生の講演を拝聴して「ありのままを受け入れることが、苦しんでいる人にとってどれほど力になるか」と改めて考えました。
それまで散々頑張ってきた人に対して、「頑張れ」という言葉が必ずしも求められているわけではないことを痛感しました。
この話をできるだけ多くの人に伝えたい。それが講演会主催者の方が伝えたかった「世界平和」につながると信じています。
講演会後
今回の講演会参加のご縁をいただいた方から、てっぺんの朝礼をされた大嶋啓介さんの講演会のキャラバン隊(盛り上げ役。集客や当日のスタッフなど。)を紹介されました。当然ながら全容を把握できていませんが、参加するだけより、感動が半端ないとお聞きし、参加を即決しました。
もし今、苦しくて仕方がない方がいらっしゃったら、どうか一人で抱え込まずに、気軽にDM等ご連絡ください。私は大したことはできませんが、先行く先輩方につなげたり、おすすめコンテンツをご紹介することはできます。一人で悩むより、誰かに話すだけでも心が軽くなるかもしれません。
私もかつて、数ヶ月間悶々とした時間を過ごしました。だからこそ、自信を持って言えます。「一人で抱え込まなくてもいい」と。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
レビューお待ちしています。必ず返信して繋がらせていただきます。ご希望の方にお繋ぎ出来るかも知れません👍
♪ ハナミズキ(一青窈)♪(講演会で流れた曲。先生が担任された学級の卒業式でかかったそうです)
♪ 生きてこそ(Kiroro)♪(今苦しんでいる方に聞いてほしい曲。)