- 投稿日:2025/03/12

1.はじめに
●投資信託の分配金について
今回の記事では、投資信託の分配金について取り上げます。
分配金とは、投資信託を保有していると支払われる配当のようなものです。
分配金の有無や金額はファンドごとに異なり、定期的に支払われるものもあれば、運用状況に応じて不定期に支払われるもの、分配金を出さないものなど様々です。
●分配金の種類について
分配金には「普通分配金」と「特別分配金」の2種類があります。
現状の証券会社のHP等では、受け取りの際にこれらの内訳が明示されない事が多く、意識されていない方も多いのではないでしょうか?
しかし、この二つを理解して運用していないと、長い目で見た時のトータルリターンに大きな影響を及ぼす可能性があります。
次章 以降でそれぞれについて詳しく見ていきましょう。
2.普通分配金について
普通分配金とは、投資信託の運用によって得た利益から支払われる分配金です。
投資信託の基準価額が購入時の元本を上回っている場合に発生します。
例えば、1万円の基準価額の投信を100万円購入したとします。
その後投資信託が基準価額1万5千円に成長し、そこから分配金として3千円が支払われた場合、保有資産額は120万円、基準価額は1万2千円となります。
これが普通分配金に該当するケースです。
また、支払われた分配金には所得税や住民税(約20.315%)が掛かります。

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