- 投稿日:2025/03/18
- 更新日:2025/10/01

はじめに
今や、私たちの生活はデジタルなしでは考えられないぐらい、そこら中にあふれています。
スマホ、PC、ネット回線、動画視聴、決済などなど…
当たり前のように生活に馴染んでいますよね💻️
それと同じぐらい当たり前だと思っているのが、
🍀自分に明日が来ること🍀
でも、それは当たり前ではありません。
誕生日を迎えられるのも、年越しを迎えられるのも、
何なら明日の朝、目が覚めるのも
当たり前のことではないですよね…!
でも、もし万が一のときがきてしまったときに
SNSアカウントやネット銀行、サブスクリプションサービスなどが
そのまま放置されたらどうなるでしょうか?😱
遺された家族が悲しみの中で、
「パスワードが分からない…」
「なんか知らない督促状がきた…」
「スマホが開けなくて連絡先すら分からない…」
と、途方にくれるのは避けたいですよね…💦
そこで役立つのが、【デジタル遺産エンディングノート】です!
本記事ではデジタル遺産とはなにか、どのように整理し、まとめておくべきか、安全に管理する注意点、今日からできるチェックリストをご紹介します。
【大切な人のために】
いざという時に備えて、大切な情報を整理しませんか✨️
注)私がAppleユーザーなもので、基本的にApple製品前提で書かれている部分がございます。申し訳ありません💦
デジタル遺産って何?
デジタル遺産=ネット上の資産
代表的なものがインターネット上の保有資産や、有料サービス契約です。
例えば、ネット銀行の口座、電子マネーの残高、ネット証券の口座、クレジットカードのポイント、サブスクリプションやSNSのアカウントなどです。
デジタルの著作物やNFTアート、クラウドデータなどもこれにあたります。
リベシティでおすすめしているものが多いので、複数持っている方も多いのではないでしょうか?
デジタル遺産の特徴
①インターネット上やデジタル機器に保存されているため、相続人がその存在に気づきにくい
②IDやパスワードで保護されているため、アクセス困難な場合がある
③相続や名義変更、解約の手続きがオンライン上で完結することもある
デジタル遺産に関しての管理や相続に関する法整備はまだ発展途上であり、トラブルの原因となる可能性もあります。
そのため、生前にデジタル遺産の棚卸しや数の適正化を図り、家族がもしものときに困らないようにする準備が必要です☝️
デジタル遺産を放置すると…!?
悲劇①解約できずにエンドレス課金…
解約や名義変更などをせず未処理のままだと、永遠に課金が発生し続ける可能性があります💦
またアカウントには個人情報や重要なデータが残されており、セキュリティリスクも生じます。
※死亡したら銀行口座は凍結して、引き落としは止まるんじゃないの?
と不思議に思い調べたら、その口座からの引き落としは確かに止まります。
が、サービスの契約自体は継続しており、料金が発生し続け、未払金となるそうです!😱(私は今回知りました)
そしてその未払金は相続の対象に…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
悲劇②銀行口座、証券口座の資産が引き出せない
口座の名義人が死亡し、そのことを銀行が知った時点で口座は凍結となり、すべての取引ができなくなります。
そのため、前もって開設している銀行口座の把握と、名義人が亡くなった場合の対策を考えておく必要があります。
(両学長が出されている口座凍結対策の動画がすごく参考になります!)
証券口座の相続(資産移管)も、SBIか楽天か、本人がやるのか専門家がやるのか、相続人の状況…などによって方法や必要書類等が変わるみたいなので、前もって対策を調べておく方が良さそうです…(気が遠くなりそう😢)
悲劇③SNSアカウントが残り、他人のなりすまし被害
SNSアカウントを開設したまま、死亡してしまったらなりすまし被害や、
不正利用被害に遭う可能性もあります。
故人のアカウントを勝手に使用されて、発信や、他人との接触などされたら
たまったものじゃないですね💦
今挙げた3つ以外にも把握できていなかったことで不利益を被ることがあるかもしれません😢
ただでさえ、亡くなったあとでつらいときに、そんな思いはしたくないですよね💦
デジタル遺産 管理方法
①1passwordを使用する
1passwordではすべてのパスワードを一元管理して、1つのマスターパスワードでアクセスが可能です。
複数のデバイスからもアクセス可能なので、マスターパスワードさえ共有することができれば、家族が簡単にアクセスすることができます。
マスターパスワード1つで、どこのサイトに登録しているかも分かるし、
ID、パスワードも確認できるので、非常に手続きや解約がスムーズにできそうですね🔐
ファミリープランを使用しておくのも便利ですね☺️
②スマホを開くときのパスコードや、ID、パスワードを共有
スマホを生体認証で開くとき以外の、パスコードや、Apple ID、そのパスワードなどを全てどこかに保管し、その保管方法や保管場所を家族に伝えておくのも有効です。
スマホが開ければ、
✅️アプリ
✅️メール
✅️インターネットの閲覧履歴
✅️LINEの連絡先
等が全て確認できるので、口座引き落としの明細やサブスクリプションの次回更新、有料サイトの請求情報などもすぐに調べることができます。
全て見られるのはちょっと…🥺
上の2つはパスワードを、ご家族やパートナーなどに教える、もしくは
いざというときの保管場所を伝えておくことですぐに実践可能です💡
…が、さすがにいつ自分がいなくなるかも分からないのに、
自分の情報を全てさらけ出すのは抵抗がある人も多いですよね…💦
そこで、手間はかかりますが、デジタル遺産エンディングノートというのを作成してみることにしました。
デジタル遺産エンディングノートの作り方
①デジタル遺産を整理する
まずは、今契約しているサイトや、クレジットカード、サブスク、
証券口座、銀行口座、電子マネーetc…
などが本当に今後も必要なのか?
両学長もよくおっしゃっていますが、
「脳のリソースを空けろ!」
「不必要な口座やカードは解約せい!」
「家計管理の一歩は要らないものを切るところから!」
(私の勝手な脳内変換だったらごめんなさい笑)
と、いうことで以下のものの中で1年放置されているものや、もう使わないものがあれば遠慮なくサヨナラしていきましょう✊️
✅️銀行口座
✅️証券口座
✅️クレジットカードやデビットカード、プリペイドカード
✅️ポイントカードやポイントサイト、各種ポイント
✅️サブスクリプション
✅️電子マネー
✅️SNSアカウント
✅️有料サイト登録
✅️クラウドサービス
②残ったものの中で、優先順位を決める
注意点:お金がかかるものから記録する
例;サブスク、有料サービス、クレジットカードの年会費など
※通信費や、水道光熱費、各種ローンなど、故人がまとめて払っていたものは凍結されて口座引き落としができなくなると、家族が使えなくなる可能性があります!
最優先で名義変更や該当箇所への連絡をしないとですね😱
③一覧表を作成する
私が作成したものをのっけようかとも思ったのですが、表計算オンチな私はセンスが皆無なので、チャッピーちゃんに頼んだらこんな感じのを作成してくれました。
(余談:チャッピーちゃん、私が何も言わなくても、このスプレッドシートに記入例付きテンプレートや、使い方テンプレート、アップロードの方法まで教えてくれた…できすぎる)
手書きが好きな人はもちろん手書きでも良いですよね☺️
市販されているエンディングノートの一部を拡張するのもアリです!
④継承や、削除についてすり合わせをする
🤔自分が死んだら、解約してもらうのか
🤔名義変更をして家族に継承するのか
項目によって、片方しか選べない場合もあるので、難しいところではありますが、基本的には、削除・解約の方向が多いでしょうか?
※通信費や、保険料、水道光熱費、家族プランで払っていたサブスク代などは支払者・名義変更が必要になる場合が多いので、分かりやすく色などをつけておくと良いかも💡
⑤保管場所、保管方法を共有する
✅️誰に知らせておくのか
✅️紙(手書き?プリント?)or デジタル(データ?USBなどの外付け?クラウドサービス?)
※セキュリティの観点から、紙であれば金庫、デジタルであれば、鍵付き媒体がおすすめ
✅️保管場所を伝える手段
おまけ
スマホのパスコードや、保管場所が書いてある紙、1passwordのマスターパスワードが書いてある紙などを生前は知られたくない!
という方におすすめの方法をテレビで紹介していました💡
①名刺サイズの厚めの小さい紙を用意する
②もしものときは知らせたいけど、生前は知られたくないことをその紙に書く
③修正テープでその文字をなぞる
こうすると、必要になったときに、削ると出てくるスクラッチの役割になります✏️
万が一、生前に見ようとした人がいた場合は削られてることで認識できるので、その後にパスコードなどを変更すればOK笑
紙が薄いと裏から透けるので注意です☝️
⑥定期見直し
防災の日に防災グッズを見直したり、入れ替えたりするのと同様に、
デジタル遺産も日々、増えたり減ったり、重要度が上がったり下がったり…
なので年に一回(結婚記念日とか?自分の誕生日とか?)、見直す日を決めて、必要があれば更新することをおすすめします☺️
プチアイデア
あとは、1年ごとの定期見直しの際に対象の相手への手紙を一緒に更新して、置いておくのも素敵だと思いませんか?♥️
もし、万が一のときが来てしまっても、想いが伝えられるし、
その手紙を使わずにすんだら、
心に秘めたまま処分するでも良いし、
1年ごとにその想いを伝えるでも良いですよね☺️
Appleサポートの推奨サービス
今の時代、自分の情報はほぼスマホに入っていると言っても過言ではありません。
言い換えれば、スマホが開ければ、自分の情報はほぼ分かるということです。
もし、自分が亡くなっても家族がApple IDにログインできなかったら…
処分するにも、データを消すのにお金がかかりそうだし🤔
家に置いておいても鉛の物体だし…
そんなときに便利なサービスがあります☝️
Apple Accountの故人アカウント管理連絡先
それが
Apple Accountの故人アカウント管理連絡先を追加する
という方法です。
自分で選んだ人に、アクセスキーおよび死亡記載のある戸籍謄本を提出・申請してもらうことで、その方が故人のアカウントへアクセスできるというものです📱
アクセス申請がはじめて承認された日から3年間経過すると、故人のアカウントは完全に削除されるという、Appleサポートにより紹介されている安全な方法です。
対象:写真、メッセージ、メモ、ファイル、ダウンロードしたアプリ、デバイスのバックアップなど
※故人が購入したものや、支払い情報、パスワードなどはアクセスできません💦
方法(iOS15.2以降が対象です)
①「設定」を開いて、「ユーザ名」をタップします。
②「サインインとセキュリティ」をタップし、「故人アカウント管理連絡先」をタップします。
③「故人アカウント管理連絡先を追加」をタップします。場合によっては、Face ID、Touch ID、またはデバイスパスコードでの認証が必要です。
ファミリー共有をしていなければ連絡先一覧から、選択します。
家族内でファミリー共有グループに参加している場合は、グループのメンバーを選択できます。
④アクセスキーを印刷か、メールを送るか選択する
※ファミリー共有にしておくと追加した共有メンバーのアクセスキーが自分のスマホで見れるのでおすすめです。
1分で終わるので良ければ登録してみて下さい☺️
まとめ
人はいつ倒れたり、亡くなってしまうか分からないですよね。
私も例外ではありません。
そこで、いつそのときが来ても良いように、
デジタル遺産のエンディングノート作成を始めてみました。
私は1passwordもやってないし、今の元気な状態で全部さらけ出すのもなぁ…という理由です。(やましいことは一切ありません😂)
今回作成してみて、本当に痛感したのが、不要なサブスクやカード、口座、サイトなどは本当に負の遺産ということ…
学長の言う通り、宿題リストに沿って貯める力を達成していれば、もう少し短時間でできたのかなー、と感じました😭
でもここで苦労したおかげで、いつ私が倒れても、お金のことで夫や娘の手を煩わせることは少なくなったかな、と思えば、頑張った甲斐があります🥺
私もつい忘れてしまうときが多いのですが、
家族でなーんの変哲もなく過ぎていくこの瞬間が
幸せなことだってことをちゃんと自覚しようと思います。
そしてもし、、、
私に万が一のときが来てしまっても良いように…!
遺された家族が困らないように…!
一気にやろうと思っても、疲れてしまうし、ヌケモレもありそうなので、地道にコツコツ埋めていこうと思います…😂
さいごに
私も専門家ではないので、この記事の中に誤りや、今は変更されているよーなどの記載があれば、すぐ訂正しますのでコメントやDMで教えていただけると幸いです。
また、私はこういう風に家族と共有してます、とか、こんな工夫で備えてます、とか各家庭の数だけ方法があると思うので、それも良ければ共有してもらえたら嬉しいです☺️