- 投稿日:2025/03/23
- 更新日:2026/01/02
はじめに
くるくると申します!
普段は新橋オフィスを中心に個別株分析オフ会を開催しています。
オフ会では各自が好きな銘柄を1つ調べてきて発表しあうことを目的としています。
分析をしたことがない方でもご参加いただけるように、私なりに分析方法をまとめた記事を投稿しています↓↓↓
個別株分析の始め方(高配当株編)
そのなかでは以下の流れで分析を進めるように紹介しています。
Q1.投資候補として現在興味がある銘柄を一つ教えてください。
Q2.興味をもった理由は何ですか?
Q3.どんな事業をしていますか?
Q4.「配当額」と「配当利回り」はいくつですか?また、その推移はどうなっていますか?
Q5.配当額は今後どう変化すると思いますか?
Q6.分析の結果、その銘柄の株を買いたいと思いましたか?
そのうち、この記事では以下の手順の具体例として執筆しました。
まだ個別株分析の始め方(高配当株編)を読んでいない方は、先に読んでからこの記事をお読みいただくことをオススメします。
注意事項
様々なやり方のうちの一つと捉えてください。
また、いかなる投資商品の購入を推奨するものではありません。
投資は自己責任でお願いします。
記事の内容は2025/3/23時点の情報に基づきます。
題材:スターティアHD【3393】
今回はスターティアHDを分析します。
画像:会社ホームページより
Q3.どんな事業をしていますか?
以下の資料やサイトが調べやすいです。
・会社ホームページ
・YouTube
・決算説明資料(特に通期決算説明資料)
・中期経営計画
スターティアホールディングスはデジタルマーケティングサービスとITインフラサービスを行う企業です。
画像:中期経営計画「NEXT’S 2025」の修正に関するお知らせ.pdfより
デジタルマーケティングサービス:
業務効率化のためのITツールを販売・サポートしています。
事業が黒字化し、現在の成長ドライバーとなっています。
ITインフラサービス:
複合機やネットワーク回線など、企業のITインフラの導入・運用サポートを行います。安定的な収益基盤となっている事業です。
顧客層は中小企業がほとんどを占めます。
画像:中期経営計画「NEXT’S 2025」の修正に関するお知らせ.pdfより
中小企業のIT課題とスターティアの営業戦略
中小企業では、経営者がITに明るいとは限りませんし、システム担当者も知識や経験が豊富とは限りません。むしろ総務などと兼任の場合すらあります。
社内にITの知識も経験もなければ、推進に必要なリソースも割けないのです。
そんな状況でITによる効率化やセキュリティ対策を急速に進める必要があります。
そこでスターティアは直接訪問し営業やサポートができる体制を構築しています。

画像:中期経営計画「NEXT’S 2025」の修正に関するお知らせ.pdfより
中小企業に寄り添った営業力を武器にハードウェアもソフトウェアもワンストップで提供できるのがスターティアの特徴です。
Q4.「配当額」と「配当利回り」はいくつですか?また、その推移はどうなっていますか?
確認する観点は2つです。
①.配当は増配傾向にあるか?
②.過去も高配当だったのか?
①.配当は増配傾向にあるか?
画像:バフェットコードより
以前は9~12円のレンジで推移していましたが、傾向が変わり2022年3月期から大幅増配を続けています。
②.過去も高配当だったのか?
画像:IRバンクより
一般には配当利回りが4%以上あれば高配当株と呼ばれます。
配当利回りを確認すると2022年3月期から上昇し、2024年3月期に4%を超えました。執筆時点では配当利回り4.5%です。
配当性向も確認してみましょう。
転換点となった2022年3月期に注目すると、大幅増配ながら配当性向はむしろこれまでより下がっています。
これはこの年が大幅増益となったため、利益に占める配当金の割合が下がったからです。利益を確認すると9億5845万円と過去最高益を記録し、以降最高益を更新し続けています。
画像:IRバンクより
増益を背景に配当額を増やし、2024年3月期には高配当株と言える水準まで高まったということが伺えます。
Q5.配当額は今後どう変化すると思いますか?
スターティアの配当方針は以下のとおりです。
累進配当を継続的に実施すると共に、連結ベースの配当性向55%を 目途
累進配当を掲げているので減配しづらいといえます。
また、配当性向について計算をしてみましょう。
2025年3月期予想が
配当:102円
EPS:189.2円
です。この数字を使って計算をすると予想配当性向(配当/EPS)は53.9%となります。既に「配当性向55%」にほぼ到達しています。
配当性向のグラフを見ると、直近は増益と配当性向上昇の2馬力で大幅増配を実現した側面があります。ここからは増益による1馬力のみになると予想されますので、増配は弱まると予想します。
しかしながら累進配当を掲げており、安定的な収益基盤が育ってきていることから減配リスクは低い状態にあるといえそうです。
とはいえここ数年で一気に高配当株へと押し上がった企業であるため、配当に対する信頼実績が少ない企業にとも言えます。
慎重に投資先を選びたい方は、現在の中期経営計画が2025年3月期(今期)までであるため、次期中期経営計画の配当政策を確認してからでも良いでしょう。
まとめ
あくまでも自己流の分析方法になります。このやり方をベースに皆さま流の投資スタイルを確立していただければと思います。
最初は難しいかもしれません。
そのため出来るだけ興味をもって分析できる銘柄から始めてみましょう。
まずはやり切ることが大事です!
せっかくやってみたけど正しいの分からない、、、他の人の意見も聞いてみたい、、、という方!!
ぜひオフ会にお越しください!一緒にスキルアップしていきましょう!!