簿記3級 プロレス団体編 第4章「主要な帳簿と伝票」〜現場の記録から経営分析へつなげる〜

■ 4-1. 仕訳帳とは何か

定義：
仕訳帳とは、会社のあらゆる取引を日付順（時系列順）に記録する帳簿で、簿記の記録の出発点です。

特徴：

・すべての取引がまずここに記録される

・借方・貸方を記載する「仕訳」の記録専用帳簿

・「いつ」「何を」「いくら」使ったかを時系列で管理できる

プロレス団体での具体例：

・3月1日：後楽園ホールの会場費を現金で支払った
　→ 借方：会場費　貸方：現金

■ 4-2. 総勘定元帳とは何か

定義：
総勘定元帳とは、仕訳帳から転記された取引を勘定科目ごとに集計する帳簿です。
一つ一つの科目の動きと残高を追うことができます。

特徴：

・収益・費用・資産・負債など、各勘定科目の「出入り」と「残高」を記録

・試算表や決算書の作成に不可欠

プロレス団体での活用例：

・「グッズ売上」勘定の増減を確認して、人気商品の推移を分析

・「会場費」勘定の月別比較で、経費削減のヒントを得る

■ 4-3. 補助簿とは何か

定義：
補助簿とは、仕訳帳・元帳の記録を補完し、特定の取引や情報をより詳しく管理するための帳簿です。

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