- 投稿日:2025/03/31
- 更新日:2025/04/05

1. はじめに
相続は、ある日突然やってくるものです。しかし実際には、「親が元気なうちは考えたくない」「まだ先のことだと思っていた」という理由で、何の準備もないまま相続が発生し、トラブルに発展するケースが少なくありません。
遺言書を作るべきかどうかーーこれは非常に悩ましいテーマです。専門家に頼むと費用もかかるし、そもそも本当に必要なのか判断がつかない。そうした思いから後回しにされがちです。
本記事では、「専門家に頼んで遺言書を作ることは、本当に“得”なのか?」という視点から、その必要性や経済的メリットについて、実例を交えながらわかりやすく解説していきます。
年間100件以上の相続相談に従事し、アパートオーナー向け専門誌『地主と家主』にも連載経験のある著者が、実際の現場で見てきた事例をもとに、遺言書作成の意義と価値をお伝えします。
2. 遺言書を作るにはいくらかかるのか?
遺言書の作成には、ある程度の費用がかかるのが事実です。では、実際にどの程度の費用がかかるのか、また、相続発生後に遺言書がない場合との比較はどうなるのかを見てみましょう。

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